EFA(エジプトサッカー協会)は9月21日、アメリカ人指導者のボブ・ブラッドリーが代表監督に就任すると発表した。契約期間は2年間で、給与は月額3万ユーロとなった。
EFA会長を務めているサミル・ザヘルは、ハッサン・シェハタ解任後にフランシスコ・マトゥラナ、ゾラン・フィリポヴィッチ、エルヴ・ルナール、ネロ・ヴィンガダなどと交渉を行っていたが、最終的にはブラッドリーを選択したとコメントしている。
本来は火曜日に契約交渉が行われる予定であったが、飛行機の問題で到着が1日遅延。水曜日に到着した後に会議が行われ、無事に契約を締結。アシスタントコーチなどのスタッフについては数日中に決定され、24日に公式の記者会見が開かれる予定。
ブラッドリーは就任にあたってこう話している。
「多くの才能ある選手がいるエジプトの代表監督に就任できることは幸せであり、誇りに思う。会長と契約に付いての話し合いをする前に、エジプトのチームのトレーニングを見に行った。とてもレベルの高いリーグだ。またカップ戦を見に行こうと思っている」
ハッサン・シェハタ前監督の下で長期政権を敷いていたエジプト。ネイションズカップ3連覇という偉業を成し遂げたものの、ワールドカップ予選は一度もクリアできず。さらに2012年大会の予選はここまで5試合を戦って2分け3敗。既にディフェンディング・チャンピオンの不出場が決まっている。
アメリカ代表監督として戦ったボブ・ブラッドリーに与えられる使命は、何よりも2014年に開かれるワールドカップにエジプトを出場させることである。初陣は10月7日、ホームで開かれるネイションズカップ予選第6節、対ニジェール戦となる。
(筆:Qoly編集部 K)