本日24日、アトレティコ・マドリーをホームに迎えるバルセロナ。今オフにセスク、サンチェスという大型補強を行った欧州チャンピオンだが、リーガではここまで2勝2分け。ただ、引き分けたソシエダ、バレンシア戦はいずれもアウェイであり、比較的相性の良くないアトレティコが相手とはいえホームではきっちりと勝ち切りたいところだ。

ただ、この試合の前に行われるクラブ総会も、バルセロナというクラブの将来にとって非常に大事なものとなる。ご存知の通り、バルセロナのユニフォームには今季から、初の商業スポンサーであるカタール財団(Qatar Foundation)のロゴが入っており、契約金は5年間でおよそ2億2500万ドル(約170億円)と伝えられている。だが、バルセロナのソシオの間では、“バルサ”というカタルーニャの象徴がアラブ資本に頼ることへの嫌悪感や、そもそも商業スポンサー自体に反対という声も根強いため、クラブの経営陣は今月初め、カタール財団とのスポンサー契約を破棄するか否かの採決をクラブ総会で行うことを決めたのだ。その総会が行われるのが9月24日、本日なのである。

昨年よりも減ったものの、いまだ日本円で500億円を越える負債を抱えているバルセロナ。サンドロ・ロセル会長は「採決結果には当然従う」と語る一方、「このスポンサー契約がなくてもクラブを運営していくことはできるが、現在のような世界一のチーム、最高の育成組織を維持していくのは難しくなるだろう」とけん制。果たして、“バルサ”の選択は如何に?

⇒ 採決結果についてはこちらの記事で。

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