10月15日に開幕し、第4節までが終了したUAEプロリーグ。中東らしい話ではあるが、早くも監督交代を決断を下したチームが生まれた。
それは昨季驚きの準優勝に輝き、2012年アジアチャンピオンズリーグ出場権を獲得したバニ・ヤスである。監督をジョルヴァン・ヴィエイラに変更して迎えた今シーズンは絶不調。リーグに先立って行われたエティサラット・カップは1勝3敗。リーグも開幕戦から泥沼の3連敗を喫し、クラブは監督解任を発表した。
テクニカルディレクターを務めていたサレム・アル・オラフィを臨時監督に据えて迎えた第4節も大量失点を喫して敗北し、開幕から4連敗という結果で最下位に沈む。
クラブの広報を務めているムサード・アル・ハルシは「後任は外国人を招聘する」と表明。
「これは一時的な処置だ。ちょうど休みの期間だからね。手元にある多くの履歴書を参考に、休日が終わったらすぐに動き出すつもりだ」
「国内の監督は選択肢にない。外国人を迎える予定だ。私たちが求めているのは経験豊富な人である。幸い、良い候補者リストを持っているからね」
バニ・ヤスは今季開幕前にフランキー・ヴェルカウテレンやガブリエル・カルデロンにオファーを出したもののライバルとの競争に敗れ、ジョルヴァン・ヴィエイラ前監督を迎えていた。メディアでは昨季途中で解任したチュニジア人指揮官ロフティ・エル・ベンザルティが復帰する驚きのプランも示唆されている。
(筆:Qoly編集部 K)