11月11日、アル・アハリの新監督に招聘された指揮官キケ・サンチェス・フローレスが公式会見に出席した。契約は来年6月までという短期間となった。

今年46歳となるスペイン人のキケ・フローレスは、ヘタフェ、バレンシア、ベンフィカ、アトレティコ・マドリーで指導経験がある。昨季のアトレティコ・マドリーではウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランとの確執が報じられ、リーグでも中位に沈み職を辞している。

「他人と付き合う仕事をしていれば、時々ああいうことは起こるものだ。しかし、それは正常な状況ではないし、繰り返したくはない。新たなページをめくりたいものだ」

「監督の交代は世界中で起こるものだ。大切なことは結果を残し、将来に繋げていくこと。そのためにはスタッフ、選手全てが賢明にクラブのために働くことが重要だ」

「私の最初の仕事は、このクラブにヨーロッパの手法を持ち込み、一刻も早く選手に浸透させることだ。サッカーは国際的な言語だからね。主に選手の習慣に関して多くの違いがある。とはいえ、チームは私の手法や戦術を期間内に理解してくれるだろう。最も重要なのは、出来るだけ多くの試合に勝つことだ。そうすればリーグ優勝の可能性もある。まだシーズン4試合しか戦っていないのだから、改善のための時間はたっぷりある」

「（初めての海外クラブ就任について）異国への旅だ。時々仕事から離れてみるのも良い。とても興味深い状況だ。こんな経験を得られるというのは、幸せなことだ」

「スペインの人々は、私が奇妙な選択をしたと思うだろうね。このリーグで最初のスペイン人コーチなのだから。しかし彼らは私のことをよく知っているし、私がサッカーについてどう考えているかも分かっているだろう」

「これはただ違う仕事をするだけではない。人生の経験なんだ。素晴らしい場所に来て、素晴らしい街に住み、歴史的なチームを率いる。これが良い条件だと思わないはずがない」

「私はアラビアのサッカーは知らない。ただ、クラブには経験豊富な専門家がいるので、速やかに情報を頭に入れることができるだろう。その必要がある」

（筆：Qoly編集部 K）