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正式にチョ・グァンレ監督の解任を決定した韓国代表。協会がその後任の選択に奔走する中、朝鮮日報に掲載されたキム・ソンウォン記者の記事では「最終的にはホン・ミョンボか? しかし彼はあまりA代表に興味を持っていないぞ」と真っ向から協会の選択を批判している。

「時間は流れていく。チョ・グァンレ監督を解任したKFAは後任の人選に入った。

ファンボ・カン技術委員長は8日、『12月中に新監督の人選を終える予定だ。国内、海外の両方で検討する』と明らかにした。彼は『まだ接触した人物はいない』と語っているが、全北現代のチェ・ガンヒ監督と話したことは周知の事実である。

次に『毒の聖杯』を掲げるのは誰か? 候補に挙がっている人物は抵抗感が大きい。チェ・ガンヒは『A代表の監督を務める気はあるかと聞かれたことはあったが、私は昨年と同じように全北現代を去ることなど出来ない、全羅北道(全北を首都としている行政区)を預かっている身であるから、と答えた』と言っている。

アメリカ代表のビデオ分析官を務め、ヒディンク体制の下では韓国代表コーチを務めたアフシン・ゴトビ。彼も立場を離れて以来の行動を見れば不適切と言わざるを得ない。2007年にピム・ファーベークが退任すると、彼もチームを去って行った。そして2008年、ペルセポリスの監督に就任した際に、当時韓国五輪代表のGKコーチに接触してきた。そのブラジル人は何も言わずにイランに夜逃げしていった。それはオリンピックのわずか一ヶ月前の話だ。ゴトビが盗んでいったのだ。

状況はまさに最悪だ。一つの試合に全ての運命を賭ける、そんな状況で誰が指揮できるのかという点は深刻な問題だ。デビュー戦は2月29日に行われるクウェートとのワールドカップ三次予選最終節。万が一敗北するようなことがあれば……監督はもちろん、韓国サッカー自体が終わる。

救世主はホン・ミョンボだけだ。自然と彼に視線は集まるだろう。若く、そして五輪代表を率いての成果もあり、指導者として評価も高い。2009年のU-20ワールドカップでベスト8、広州アジア大会で銅メダル、2012年ロンドン五輪予選でも好成績を収めている。カリスマ性にも期待が持て、彼特有の強い気持ちで選手たちを掌握できるだろう。

関連性、継続性という面でも良好だ。2000年にはホ・ジョンムが、そして2007年にはピム・ファーベークが五輪代表とA代表を兼任した。五輪代表チームは2月5日、2月22日に中東遠征2連戦を迎えるため殺人的なスケジュールとなるが、重複選出は自由となるし、重なる選手も多い。

しかし問題は彼自身がA代表の監督に興味がないということだ。彼は『五輪代表に集中しなければならない。私がA代表を務めることはない。候補に挙げられるだけでも不愉快だ』と話している。

全ての選択肢が枯死している。協会専務は『ワールドカップに出られる監督を選出する。2月まで余り時間がない。韓国サッカーをよく知っている人物が必要だ』と述べた。

A代表の監督というポストは、韓国の顔だ。簡単に登れる場所ではない。海外に目を向ければ、韓国に精通している指導者は少ない。トルコを辞めたフース・ヒディンク復帰の可能性は低い。アドフォカートはロシアを指揮しており、EURO2012を控えている身だ。その後任だったピム・ファーベークはモロッコの五輪代表チームを率いている。FCソウルで指揮経験があるセノール・ギュネスもトラヴゾンスポルの監督で、ヨーロッパリーグと国内リーグの二冠の可能性がある。

国内の監督も同じだ。ネームバリューがある指導者は、ほとんどどこかのチームを率いている。また、チョ・グァンレ監督を解任したときの手続き違反問題もクリアされていない。あれは“首脳部の一存でいつでも首を切ることができる”ということを証明したのだ。

トレーニングの日程も問題だ。ワールドカップ三次予選のホームの試合では、試合の四日前からででなければ招集義務がない。それだけの時間で新しい監督が選手を把握し、自分の戦術を植え付けることが出来るのか? 明らかに時間は足りない。

協会は“解任”というカードを投げた。暗鬱な現実である。現在の状況を考えれば、期限の約束を守らないか、あるいはドンブリ勘定で適当な監督を引っ張ってくるか、どちらかの可能性が高い」

(筆:Qoly編集部 K)

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