UAEの20歳以下の代表チームで活躍し、国の将来を担うと期待されているMFファハド・サレム・ハディドが、今冬アル・ワスルに移籍することが決定した。契約期間は3年となる。言わずもがな、アル・ワスルの監督はあのディエゴ・マラドーナである。
ファハド・ハディドは1993年生まれの18歳。169cmと小柄であるが高い技術を持ち、既にU-20代表の中核を担っている。これまでプレーしてきたアル・シャルジャとの契約延長を拒否し、移籍の権利を求めて委員会に上訴。戦いの末にアル・ワスルへのフリー移籍を実現させた。
「アル・ワスルのような偉大なチームに加入できたことは光栄だ。何より、偉大なフットボールの伝説であるディエゴ・マラドーナの元で働く機会を得ることが出来た。獲得して良かったと思ってもらえるように、早くチームに馴染んで、自分の力を証明したい」
アル・ワスルの会長を務めるマルワン・ビン・ビヤトも、期待の若手の獲得成功に喜びの声を上げている。
「我々にとって、今シーズン最も大きい契約の一つだと言える。若くて優秀なUAEの選手を育て、成長したい。ファハド・ハディドはチームの大きな力になると確信している。大きな付加価値がある。彼を歓迎し、最高の家だと思ってもらえるようにしたい」
(筆:Qoly編集部 K)