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昨季UAEプロリーグ2位という驚きの結果を残したものの、今季開幕から不調に陥り勝ち星に見放されていたバニ・ヤス。10月末にブラジル人指揮官ジョルヴァン・ヴィエイラを解任し、新監督捜しを行っていた。

しかし、この危機的状況で暫定監督に据えられたサレム・アル・オルフィの元、チームは完全に息を吹き返した。11月2日に行われたリーグ第4節では、エミレーツ・クラブに対して大量4得点をあげて圧勝した。さらに12日のエティサラット・カップ第5節でもシャルジャに4-0と2試合連続で相手を蹂躙。

そして昨日行われた第6節、アウェイのシャルジャ・スタジアムに乗り込み、またも0-1で勝利を収めた。38分にコートジボワール人MFアントワヌ・クトゥアン(通称トニー)とMFアドナン・アル・ブロウシのコンビネーションからUAE代表選手ユースフ・ジャベルが決勝ゴールをあげ、アル・オルフィ新体制となってから公式戦無傷の3連勝を飾ったのである。

しかし、クラブの新監督捜しは順調には進んでいないようだ。先日お仕えしたトニーニョ・セレーゾ、エル・ベンザルディ、レヴィ・クルピ以外にも、今度はエジプトで長く代表監督を務めたハッサン・シェハタが候補に挙がっていると報道されている。バニ・ヤスの広報担当は

「報告は聞いたことはあるけれども、それは正確な情報ではないね。まだ何の意思決定も行われていないから」

と報道を否定した。しかし少なくとも結果を出しているアル・オルフィ体制を維持するつもりはないようだ。

(筆:Qoly編集部 K)

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