先日ジョルヴァン・ヴィエイラ監督を解任し、指揮官不在となっているUAE1部リーグ所属のバニ・ヤス。現在後任の指導者を選定している最中だが、クラブの広報担当はメディアに対し「急いでいない」と話した。

「暫定監督のアル・オルフィを据えてから2連勝しているので、今のところ急いで監督を連れてくる必要はないと考えている。現在候補者を探している最中であるが、まだ何も決定されてはいない状態だ」

候補の筆頭とされているのは、昨季サウジアラビアのアル・ヒラルで監督を務めていたアルゼンチン人指揮官ガブリエル・カルデロンではないかと言われている。しかし他にも候補者はいるようだ。

そのひとりと言われているのが、かつて鹿島アントラーズでも指揮を執ったトニーニョ・セレーゾである。UAEでは2008年にアル・シャバブ、2009年からアル・アインを率いた経験もある。現在はサンプドリアのスカウトとしてブラジル、日本の他アジアを飛び回っている。

またクラブは否定しているものの、メディアでは昨季に当のバニ・ヤスを解任されたチュニジア人指揮官ロトフィ・エル・ベンザルティの復帰説も根強い。国際的には無名だが、2009年からバニ・ヤスを指揮し、クラブ至上最高位に引き上げた人物でもあり、手腕には定評がある。

逆に昨日セレッソ大阪との契約を更新しないと表明したレヴィー・クルピに関しては、候補者リストには載っているものの、メディア側は「ただ載っているだけでオファーする可能性は低い」と解釈している模様である。

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