12月29日、ロイター通信のカメラマンによってカルロ・アンチェロッティがパリのピティ・サルペトリエール病院で目撃された。予てより彼はパリ・サンジェルマンの監督就任が噂されており、既に交渉は行われていると思われる。
パリ・サンジェルマンは現在リーグ・アンで首位を走っているが、ヨーロッパリーグでは年をまたぐ前に既に敗退が決定している。
昨年クラブを買収したカタール投資庁はさらに高い結果を求めており、現在チームを指揮しているアントワヌ・コンブアレ監督を解任することを狙っていると言われている。しかし彼とは2年半の契約が残っている。先週クラブの関係者は「穏やかな議論がされた」と明かしたが、解任が決定されるまでには至らなかったという。
またパリ・サンジェルマンは、今月末にロサンゼルス・ギャラクシーとの契約が切れる元イングランド代表選手デヴィッド・ベッカムの獲得が間近となっていると言われている。
カルロ・アンチェロッティは、そのベッカムがミランに短期移籍した際の指揮官でもあり、チャンピオンズリーグ優勝経験もあるビッグネーム。スポーツ・ディレクターを務めるレオナルド氏とも旧友である。世界トップレベルのクラブにすると話していたカタール投資庁にとっては願ってもない人材であることは間違いない。再びフランスで多くの札束が動くこととなるのか。
(筆:Qoly編集部 K)