Morocco
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1
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0-1
1-1 |
2
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Tunisia
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ハルジャ |
86' |
得点者
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34' 76' |
コルビ ムサクニ |
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今大会非常に充実したメンバーを揃えてきたモロッコに対し、チュニジアが勝負強さを見せてリード。試合中の采配も的中し、見事に勝利を手にした。
試合を通して選手の能力で上回ったのはモロッコだった。ベランダ、ハルジャの両ボランチはほとんどボールを奪われることなく攻撃の起点となり、前線にボールを供給。彼らのゲームメイクを基点に攻撃を創り上げ、中盤を支配していた。
チュニジアはもともと非常に最終ラインを上げてプレッシャーをかけ、試合を支配したいチームである。しかし上記のようにベランダ、ハルジャに前を向かれるため、上げれば裏を取られ、下げれば前線が孤立するというジレンマに陥っていた。
しかし、そんな苦しい展開の中で微かなチャンスを生かすことに成功する。34分、ベランダの横パスをダワディが奪って持ち上がり、ベナティアのファウルを誘ってセットプレーを奪取。コルビがこれを蹴ると、飛び込んだヘリファの動きがフェイントとなって直接ゴールイン。
後半に入ってもモロッコの中盤の能力に押されがちだったが、65分にサミ・トラベルシ監督が打った3ボランチへの変更策が的中する。シハウィを下げてアンカーにラゲドを投入し、フォーメーションを4-3-3に変更。
これがハルジャ、ベランダからの縦パスが入る回数を減らし、さらに入っても相手のFWの周囲を囲んで奪えるという効果を表す。守備が改善されたことにより、前の3枚がよりヘリファと近い位置を取ることが出来、攻撃面もパワーアップ。
そして76分、左サイドでヘリファからのパスを受けた途中出場のムサクニが結果を残す。カンタリ、エル・カドゥーリをドリブルで抜いて、スペースに抜け出してシュート。ゴール左隅に流し込み、リードを広げることに成功した。
終盤にはパワープレーに苦戦し、セットプレーからオフサイドまがいのゴールで1点を返され、ピンチが続いた。しかし、モロッコの決定力不足に助けられてこれ以上の失点を逃れ、試合終了まで持ち込むことに成功。難しい試合をものにした。
(筆:Qoly編集部 K)