Mali
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1
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1-0
0-0 |
0
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Guinea
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バカイ・トラオレ |
30' |
得点者
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欧州で活躍する選手がここ数年で格段に増加した2チーム、マリとギニアの対戦。組織らしい組織を作れなかった2年前とは違い、お互いにコレクティブなプレーを見せ、少ないチャンスを生かしたマリが勝利を収めた。
とはいえ、戦術的に終始若干上回っていたのはギニアである。最終ラインを高く上げてコンパクトにし、ファウル覚悟の激しいプレスをかける。特にセイドゥ・ケイタには前を向かせないようにし、危険なパス回しを封じた。ボールを奪ったら前線のスピードを生かした仕掛け、ワンタッチパスを多用して一気にゴールに迫る。
マリは後方からビルドアップする傾向が強く、このギニアの戦術は当たっていた。開始直後にイブラヒマ・トラオレが強烈なミドルシュートを放ったのに続き、試合を通してパターンにはめた形でチャンスを再三作ることに成功した。
しかしそのチャンスを最後まで結果に結びつけられなかった。さらに前半半ば頃からサンバ・ディアキテやバカイ・トラオレが攻撃に絡んでくると、プレスが抜けてしまう場面も時折出るようになり、運動量も下がりこそすれ上がることはなく、守備では綻びも表れるようになっていた。
30分にセットプレーの流れから失点。セイドゥ・ケイタのフリーキックをクリアしたところをサンバ・ディアキテに拾われ、マイガにサイドを破られる。マイナス方向への折り返しは一旦ディフェンスが弾いたが、バカイ・トラオレにミドルシュートを打たれゴールを破られた。
この後もギニアは決定力不足が目立ち、戦術的に終始上回っていたにも関わらず1点すらも取り返すことが出来ず。相当に苦労して植え付けたと思われるモダンサッカーを見せたが、残念ながら初戦を飾れなかった。
とはいえ、マリも決して運だけで勝ったわけではない。2年前は後ろでボールが詰まって時間をかけて最後は蹴るかミス、というサッカーしかできなかったが、比較すればずっとバランス良くパスが回るようになっている。ママドゥ・ディアラやモモ・シソコなど絶対的な影響力を持つ選手が減ると同時に若手が頭角を現し、タレントの偏りがなくなったことも大きいのだろう。
また、セイドゥ・ケイタが潰されているのを感じて、サンバ・ディアキテとバカイ・トラオレが代わりに攻撃に出たのも良い選択であった。この結果があったのは、ギニアがチャンスを生かせなかったからだけではなく、マリが流れを見て勝負強いサッカーをしたからとも言える。
(筆:Qoly編集部 K)