「契約延長の話はシーズン終了後にしたい」
ロビン・ファン・ペルシーは、来年夏に切れるアーセナルとの契約についてこのように語ったが、この一件により、各メディアが報じたのが「ファン・ペルシーの退団説」だ。無論、この噂に対して、本人は「周りから勝手に言ってるだけ。もう好きなように言ってくれ」と一蹴し、アルセーヌ・ヴェンゲル監督は「我々はロビンの契約延長してくれると信じているし、きっちそうなるだろうと自信も持っている」語るなど、当事者たちは全く意に介していない。
しかし、チャンピオンズリーグでミラン相手に0-4と屈辱的な敗戦を味わったことで、その説はさらに勢いが強まっている。
「アーセナルの主将はあの敗戦でクラブの未来に不安感を感じた。クラブが補強を進めなければ、退団の可能性は高い」(Daily Mail)
「彼は『アーセナルは優勝ができないクラブなんだ』と思い始めているだろう。バルセロナに去り、既に多くのタイトルを手にしたセスクのようにスペインに飛び立つかもしれない」(El Mundo Deportivo)
既にバルセロナが獲得に強い関心を抱いていることは何度も報じられてきたが、その後、ミランの副会長アドリアーノ・ガッリアーニがアーセナルとの試合終了後に「ロビン・ファン・ペルシーは素晴らしい選手だ。彼のような選手は私好みだよ」と語ったこともあり、欧州のマスメディアは、「移籍するなら、バルセロナかミラン」という見識でまとまっているようだが、その去就ははたして・・・。
「クラブを信じて戦い続けるか」、「熱望するタイトル獲得のために新天地に思いを馳せるか」
シーズン終了後に下されるであろ彼の決断に注目が集まる。
(筆:Qoly編集部 T)