3月8日、UAEプロリーグに所属しているアル・ジャジーラは、ベルギー人指揮官フランキー・ヴェルカウテレンの解任、ならびに新監督にカイオ・ジュニオール氏を招聘したと発表した。

アル・ジャジーラは昨季リーグとプレジデンツ・カップの二冠を達成するなど圧倒的な力を見せたが、夏にアベウ・ブラガ監督がフルミネンセに去り、フランキー・ヴェルカウテレンを招聘し体制の変更があった。

今季はアル・アイン、アル・ナスルの後塵を拝しリーグ3位に沈んでいるものの、上位との差は少なく優勝のチャンスはあり、エティサラット・カップも準決勝に進出。ACLでもナサフ・カルシを破って好スタートを切っている。

しかし今回指揮官辞任に至ったのは成績の低迷ではなく、選手との間に問題が生じたからだという。クラブ委員会のメンバーであるハマド・アル・スワイディはザ・ナショナル紙の取材に対してこうコメントを述べている。

「我々に選択の余地はなかった。ヴェルカウテレンは選手と上手くやっていくことが出来なかった。調和を生み出すことに失敗したのだ。私たちは指揮官を変えるほかなかった」

トップチームのマネージャーを務めているアヤド・マブフートもフランキー・ヴェルカウテレン体制の問題点についてこう語った。

「アル・ジャジーラは、これまで負けているときもチームは良くやっていた。しかし今季は勝っているときでもパフォーマンスが良くなかった。ヴェルカウテレンと共に将来を夢見ることは出来ない。いくつかの解決策は試みたが、どれも上手く行かなかった」

(筆:Qoly編集部 K)

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