3月8日、UAEプロリーグに所属しているアル・ジャジーラが、カイオ・ジュニオール新監督を招聘したと発表した。契約は今シーズン終了まで。なお、彼はリーグが2008年に創設されて以来59人目の監督となる。

カイオ・ジュニオール氏は47才になるブラジル人監督。2009年には来日しヴィッセル神戸の指揮を執ったが、シーズン半ばで突如辞任しカタールのアル・ガラファに去った事で話題となった。2011年までアル・ガラファを率いた後にブラジルに戻り、ボタフォゴ、グレミオの監督を務めていた。

3月8日に丁度誕生日を迎えたカイオ・ジュニオール新監督は、記者会見で今季に向けた抱負を述べた。

「全て重要だ。アル・ジャジーラは全ての大会で優勝しなければいけないクラブのひとつ。アル・サッドが昨年ACLで優勝した。それに続けることを願っている。私もアル・ガラファ時代の2010年に頂点に近づいたことがあったが、アル・ヒラルとの準々決勝に敗れてしまった」

「監督はみな、ピッチに送り出すチームに責任がある。しかし私は魔術師ではない。日曜日に驚きがあるなんて事は期待しないでくれ。だが時間はたっぷりある。ACLでもね」

「数日前にブラジルで交渉をした。私はいつもアル・ジャジーラのようなチームを率いることを夢見ていた。私にはプロリーグを戦う上でのアイデアがあり、クラブの野心も理解している。そして、ボールを扱うテクニックに優れた選手がたくさんいる」

監督交代を決断したアル・ジャジーラの委員会のメンバーであるハマド・アル・スワイディは、カイオ・ジュニオール氏の中東での経験に期待していると述べた。

「成績が問題だったのではない。調和の問題だった。アル・ジャジーラは普通ミッドシーズンに監督を交代することはない」

「3週間の間新しいコーチを探していた。これをミッドシーズンに行うことは困難だった。多くの候補を考えていたが、1週間前にカイオ・ジュニオール氏に落ち着いた。彼は中東での経験を持っているし、我々とも対戦経験がある」

(筆:Qoly編集部 K)

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