3月17日、スーパースポーツ・ドットコムはアビジャンで休暇を過ごしているタイ・プレミアリーグ所属のコートジボワール人選手2人にインタビューを行った。東南アジアという新たな場所に進出したアフリカ人たちの現状をまとめており、それを抜粋して紹介する。

「二人は環境に喜びを表明し、タイに移籍したことを後悔することはないと話した。

『私は国内リーグでプレーした後、欧州のいくつかのクラブに移籍を試みましたが、骨折り損に終わり、何人かのコートジボワール人選手がプレーしていたタイへと渡りました。クラブを見つけて、契約を交わし、ここでのプレーを楽しんでいます。アフリカのリーグよりもレベルは高いですよ。

タイの人たちは、我々が思っているような人種差別主義者ではありません。彼らは我々のような黒人を、そしてサッカーを愛してくれます』

FCプーケットでプレーしているシルヴェストレ・ネーネー・ビ・トラ選手はこう言った。では、タイのリーグはよりよい待遇を求める選手にとって有利な場所なのだろうか? トラ選手は、アフリカよりも賃金や労働条件は上回っているという。

『タイでの最低月給は1000ドルです。おおよそはその2倍から3倍を得る事が出来ます。我々のほとんどは良い車を運転していますよ。私は好きなBMWのクーペを所有しています。

私のクラブを例に出せば、試合ごとに200ドルから300ドル、そして勝利ボーナスが400ドルから600ドル支払われます。健康保険もクラブ側が100%負担してくれますよ』

一方、ラビ・カシャティは、かつてアフリカ・スポーツでプレーしていたストライカー。現在はタイに渡り、チャンタブリーFCでプレーしている。

『タイでプレーするコートジボワール選手は、あと少しで100人に達します。皆、良くやってると言えますよ。我々も少しの野心を持って、お金を稼ごうとしています。まあ、もちろん大きな野心を持っている選手は欧州のトップクラブを目指すわけですけど、野心というのはすべて個人的なものですからね』」

(筆:Qoly編集部 K)

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