3月11日に行われたエティサラット・カップ準決勝にて、アル・アハリのキケ・フローレス監督を殴打したとして17試合の出場停止処分を受けたUAE代表GKマジェド・ナセル。
彼は3月17日に放送されたアブダビスポーツチャンネルの番組「ゲームオーヴァー」にて、物事を複雑にしたくないと現役引退を発表した。
「まずUAEのスポーツ産業に関わる皆様、特にアル・ワスルの会長であるシャイフ・アハマド・ビン・ラシド・アル・マクトゥム、副会長のシャイフ・マジド・ビン・アハマド・ビン・ラシド・アル・マクトゥム、経営に関わる全ての方々、そしてチームメイトとファンに謝罪致します。
私の行動は不適切で間違ったものでした。自分自身のコントロールを失っていました。しかし、私の反応は、試合中にキケ・フローレス監督が私に向けて行った挑発的なジェスチャーによって引き起こされたものです。個人的に彼に謝罪し、彼もジェスチャーについて謝罪してくれました。
控訴はしません。これ以上問題を複雑にしたくはありませんので、懲戒委員会の決定を受け入れます。しかし同時に、処分は必要以上のものであり、誇張され、過酷なものであると感じています。私のサッカーキャリアを終了させるに十分でした。
クラブには私の意思を通知する書面を送りました。アル・ワスルの成功と発展の邪魔にはなりたくありません。私はクラブから多くのサポートを常に受けてきました。私の愚行の代償をアル・ワスルに支払わせたくはありません。
17試合の出場停止は、クラブにとっても、私にとっても致命的なものです」
マジェド・ナセルはフジャイラー生まれの27才。2005年にアル・ワスルに移籍して活躍、2006年にA代表にデビュー。不動の守護神としてアジアカップ2大会でゴールマウスを守り、64capを獲得している。
(筆:Qoly編集部)