パフタコール 1 - 1 バニ・ヤス
シャロフェトディノフ
29'
60'
モハメド・ファウジ
Pakhtakor, Bani Yas

切り替えのスピードとスペースへの走り込み、縦に早い攻めを志向するチーム同士の対戦とあって、激しい内容となった。

序盤にペースを握ったのはホームのパフタコール。戦術が空回りした前節とは違い、ロングボールを基点にしつつもキリチェフやクリミアシュヴィリ、マハラーゼがセカンドボールを拾って全体を押し上げスピードを落とさず攻め、失ったら激しいプレスで波状攻撃に結びつける。

そして29分にセットプレーから先制点を奪取。クリミアシュヴィリの右コーナーキックをシャロフェトディノフがゴールに決め、リードを奪った。

しかしバニ・ヤスも負けていなかった。サンゴールにロングボールを入れ、こちらも素早く押し上げてセカンドボールを拾って、プレスで押し込む狙いがあった。スタートは上記の4-1-4-1であったが、サンゴールが孤立しがちであったために前半途中でファウジ・バシールをトップ下に入れた4-2-3-1に変更。これが功を奏し、徐々にペースを奪い返す。

積極的に攻めた後半、こちらもセットプレーを生かして同点に。ナワフのフリーキックをサンゴールが落とし、混戦の中でユースフ・ジャベルがスペースに送る。フリーになっていたモハメド・ファウジが左足を振り抜き、ゴールに決めた。

試合はこのあともお互いに運動量が切れることなく緊迫した展開となったが、スコアはこれ以上動かず勝ち点1を分け合う結果となった。

アル・ジャジーラ 3 - 2 アル・ラーヤン
リカルド・オリヴェイラ
ディアキ
ムサ
8'
54'
57'
65'
78'

ゴマ
ファビオ・セーザル

Al-Jazira, Al-Rayyan

両チーム共に前線に高価な外国人選手を並べており、彼らを攻撃の中心にした中東らしいサッカーを行った。前線から守備はほとんどせず、ルーズな布陣で相手を攻めさせ、弾き返して個人能力を生かしたカウンターを仕掛ける。

打ち合いを制したホームのアル・ジャジーラは抜け目なくチャンスをものにした。キックオフからわずか8分、キーパーのキックをリカルド・オリヴェイラが収め、そのままドリブルからゴールをゲット。

後半もさらに先行。54分にバレーのポストからマティアス・デルガドが右側に飛び出して折り返し。バレーがさらに左に流し、ペナルティエリアでフリーになったディアキが詰めて2点目。その3分後にはアブドゥラ・ムサが左サイドをワンツーで突破して豪快なミドルシュートを叩き込み、3点のリードを奪った。

しかし、攻撃の形としてはアル・ラーヤンの方が可能性を感じるものだった。アフォンソ・アウヴェスが下がってボールを受けたり、ロドリゴ・タバタが前を向くと、ファビオ・セーザルやゴマ、メスバーが素早くスペースに入り、連携を作る。アル・ジャジーラにはない数人の組織的な崩しが引き出しにあったのである。

終盤、アル・ジャジーラが自陣に引きこもると、アル・ラーヤンは反撃を成功させ始めた。65分には、左サイドからの折り返しを前線に飛び出してきたゴマがミドルシュートでゴール。78分にはアフォンソ・アウヴェスとのワンツーでバイタルエリアに進入したロドリゴ・タバタのシュートがDFにブロックされたところを、ファビオ・セーザルがサポートして2点目。

こうして1点差に追いついたものの、大事な次の得点はあげることができなかった。

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}

{module [173]}

【厳選Qoly】遠藤航の運命は…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされ人生が変わった世界的スター5名