マスコット暴行のサポーターは“永久入場禁止”だが、命令でなく勧告に

韓国プロサッカー連盟は29日に懲戒委員会を開き、24日の仁川ユナイテッド対大田シチズンの試合後に発生したマスコット暴行事件に対する罰則を決定した。

警備の不備があった仁川ユナイテッドには罰金500万ウォン及び1試合のホームゲーム開催禁止、大田シチズンには罰金1000万ウォン及び今後5、6試合のサポーター席閉鎖を命じた。

マスコットを暴行した大田シチズンのサポーター2名に対しては、今後全球団の全ての試合への立ち入りを禁止すると勧告した。命令ではなく勧告に留まったのは、連盟が直接サポーターに制裁を加えられる規定がなかったためである。

仁川のホームゲーム禁止裁定に関しては、4月1日に行われる慶南戦では懲戒を適用するには時間が足りないとして、11日の光州戦、あるいは22日の蔚山戦が対象となる可能性が高いとした。他のチームとの協議の後に決定される予定となっている。

仁川サッカー競技場のピッチと観客席の距離が近すぎるために、将来同じ事が起こるのではないかという指摘に対して、パク・ヨンリョル賞罰委員長は、

「観客には良い環境であるが、安全に問題があることも事実だ。仁川球団側には、今後類似の事件を防ぐためにフェンスを建てるなどの安全措置をするように勧告する」

とコメントした。

(筆:Qoly編集部 K)

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