浦項スティーラース | 2 | - | 0 | ガンバ大阪 |
キム・チニョン アサモア |
45' 77' |
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グループ最下位に沈み、引き分け以下ならば敗退が決定するガンバ大阪。一縷の望みを持ってアウェーゲームに臨んだが、浦項に2-0と完敗。藤ヶ谷に代わってゴールマウスを守った木村の頑張りも報われなかった。 序盤からボールはそれなりに回させて貰える状態にはあったが、ガンバに目立ったチャンスはほとんどなかった。遠藤が高い位置にいるとその周辺のマークが厳しく、入ったからといって前が裏に動き出しているわけでもない。結果として遠藤を囮に他のところから組み立てるような形となったが、そうなると決め手がなく、前線に当てようとして収まらず、奪われてカウンターを受けるという場面の繰り返しとなった。 サイドで基点を作られて逆に展開される流れでピンチを迎え、27分にはPKを与えてしまう。アサモアが右サイドの広大なスペースに抜け出し、今野が振り切られ手を使って倒した。しかし、これは木村が意地を見せて足を残し、中央に蹴られたシュートを弾いて失点を逃れた。 だが根本的な劣勢をどうすることも出来ず、45分についに失点。右サイドのスローインからイ・ミョンジュに突破を許し、シュートを木村が弾いたところをキム・チニョンに押し込まれてしまった。 後半も苦しい展開は変わらず、その中で迎えた貴重なチャンスシーンでも、佐藤がポストに当ててしまい得点ならず。そして77分にアサモアのミドルシュートで2失点目を喫し、ガンバのアジアへの挑戦は終わりの時を迎えた。 |
FC東京 | 4 | - | 2 | ブリスベン・ロア |
高橋 椋原 渡邊(PK) 渡邊 |
5' 20' 44' 60' |
4' 33' |
ベリシャ ブロイヒ |
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Jリーグで3連敗中のFC東京であったが、ACLではブリスベン・ロアを4-2と打ち破って決勝トーナメント進出をいち早く決めた。試合内容としても、大雨という厳しい環境の中でスコア以上の差を見せた。 試合開始からわずか3分あまりでセットプレーから失点するも、その直後に徳永のクロスから梶山のシュート、ブロックされた後のこぼれ球を高橋がミドルに持ち込み同点にし、さらに20分に逆転に成功。長谷川が自陣でドリブル突破を成功させてアクセントとなり、右サイドに展開。上がった渡邊からのクロスを、逆サイドで待っていた椋原がゴールに蹴り込んだ。 33分に再びフランジッチのカットインでマークがずれたところにスルーパスを通され、ブロイヒに同点ゴールを許すも、前半終了間際に再逆転。徳永からのパスが基点となり、渡邊が前を向いてアドナンに倒されPKを奪取した。自らこれを決めてリードを奪い、渡邊は60分にも谷澤のスルーパスに飛び出して得点を追加した。 今日のFC東京は、奪われた後の反応が早く、セカンドボールにも強かった。そして、窮屈すぎる場所にパスを入れて奪われてしまう癖も前と比べてかなり少なかった。下がったときのマークの受け渡しが壊れることがいくつか見られたため、守備で安定感があったとは言い難いが、冷静に見れば2失点する内容でもなかった。 ブリスベンはAリーグ勢には珍しいパスを繋ぐチームで、この試合でも特に後半はCB二枚を目一杯サイドに開かせてビルドアップしようとするなど自分たちのサッカーをしようと試みていた。しかし東京とは逆に安全で広いところばかり使うため、守備はあまりポジションを崩さずに対応できた。 |
(筆:Qoly編集部 K)