エニーニョ、今予選での韓国代表入りは絶望的に
去る5月8日に大韓サッカー協会は全北現代のブラジル人FWエニーニョを帰化させる方針を明らかにしていたものの、この度大韓体育会がそれを否決したことで失敗に終わったとスポーツ朝鮮が報じた。
大韓体育会法政賞罰委員会は9日、報道資料を通して「エニーニョの帰化を推薦しない」と発表した。純粋な外国人の場合は非常に限定的に実施されなければならない点や、必要性、韓国文化への適応度などが総合的に判断されたという。これにより特別帰化を申請することは現状不可能となり、少なくとも最終予選での代表入りは絶望的となった。
韓国は2010年5月に2重国籍の取得を認める特別帰化制度を実施。これまでバスケットボールのジェイロッド・スティーヴンソン(韓国名ムン・テジョン)、グレゴリー・スティーヴンソン(韓国名ムン・テヨン)、キンバリー・ロブソン(韓国名キム・ハンビョル)の3名、スピードスケート・ショートトラックのコン・サンジョンがこの制度を使用して国籍を手にしているが、彼らは元々韓国系であった。
なお大韓サッカー協会は継続して帰化を求めていくと明らかにしている。教え子であるエニーニョの招集を強く希望したというチェ・ガンヒ韓国代表監督は、大韓体育会の決定に対して不満を表した。
「大韓体育会が自分たちの判断でサッカー協会の要請を受け入れないことに、私は納得出来ない。帰化の是非の判断は法務省がやるべき事だろう?
とにかく、私はエニーニョが帰化しない場合も考えて準備をしている。もし彼の招集が不可能であっても、代表チームには全く問題はない」
(筆:Qoly編集部 K)
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