今やプレミアリーグ王者となったマンチェスター・シティだが、クラブが大きく変貌する最初のきっかけとなったのが、2007年7月、タイの元首相であるタクシン・チナワット氏による買収。クラブはその1年後、UAEの投資グループに売却されて資金力がさらにアップし、現在へと至っている。
タクシン会長時代、当時のスヴェン・ゴラン・エリクソン監督の要請でシティに加入した選手の一人が、元イタリアU-21代表のロランド・ビアンキ。2006-07シーズンにレッジーナで18ゴールをあげたストライカーはいきなり背番号10を与えられ、シティファンから期待を集めた。しかし、残念ながらプレミアでは結果を出せず、半年でラツィオへローンされてそのまま退団。2008年以降は古豪のトリノでプレーしている。
そのトリノが20日、3年ぶりのセリエA昇格を決定。キャプテンとしてチームをまとめ上げたビアンキは、クラブの象徴、トーロ(牡牛)からダイブして喜びを表した。
今年2月に29歳となったビアンキ。来季は久々のセリエAでひと暴れ?
ホームのスタディオ・オリンピコで昇格を決めたトリノ
地元では元々ユヴェントスよりも人気があるため、市内は当然グラナータ(えんじ)一色に
(筆:Qoly編集部 O)
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