オマーン | 0 | - | 0 | オーストラリア |
気温35度を超える灼熱の環境の中、アジア最高レベルのチームであるオーストラリアがオマーンに苦戦した。序盤から足が動かずプレスをかけられない。引いてブロックを作るだけの受け身の守備は、何度もオマーンのスピードあるカウンターに悩まされた。ヴァレリの2度の決定的なシュートもアル・ハブシの好セーブに防がれた。 試合終盤に運動量を武器とするアーチー・トンプソン、ロビー・クルーズの両名を投入してようやく反撃を見せる。しかし81分、84分とトンプソンが迎えたチャンスはまたもアル・ハブシに止められる。ロスタイム2分過ぎにもクルーズのクロスがトンプソンの頭に合うも、ポストを掠めて外れていった。 オマーンにとってもこの引き分けは悔しいだろう。決定的な形はそれほどなかったが、終始激しいプレッシャーを受けることはなく、前線にボールを運ぶことが出来、攻撃の形は作れていた。特にスピードがあるダルウィシュが基点となり、敵陣に侵攻した。しかし決定力が乏しく、こちらもシュウォーツァーの壁を崩すことが出来なかった。 |
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レバノン | 1 | - | 1 | ウズベキスタン |
アル・サーディ |
34' |
12' |
ジャスール・O・ハサノフ |
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不安定さを覗かせながらもレバノンがウズベキスタンとの試合を引き分けで乗り切った。多くの大ピンチを迎えたものの、何とか失点を一つに抑え、勝ち点1を獲得することに成功。 12分にトゥルスノフのドリブル突破からクロスを許し、ファーポストでフリーにしていたハサノフのシュートで失点。悪い立ち上がりであったが、34分にセットプレーから同点に追いついた。エル・モハマドがトゥフタフジャエフに倒されて得たFKを、アル・サーディが低いボールでゴール右隅に流し込んだ。 守備は試合を通してやや不安定であったが、中盤と前線の献身性、マートゥク&ズレイクのドリブルを効果的に使っていくチーム戦術でバランスを保った。2度オフサイドで失点が取り消しになるなど幸運にも恵まれた。 イラクとの試合に敗れた後、アブラモフ前監督が辞任し、指揮官がミルジャロル・カシモフに代わったウズベキスタン。前半で決定力を欠いて2ゴール目を奪えなかった事が響き、終盤は運動量が落ちてペースダウン。初陣を勝利で終えることは出来なかった。 |
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カタール | 1 | - | 4 | 韓国 |
ユースフ・アリ |
22' |
26' 55' 64' 80' |
イ・グノ カク・テヒ キム・シヌク イ・グノ |
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韓国はアウェーでのカタール戦という難しい状況を1-4の大勝で終え、初戦を飾ることに成功した。苦しむ場面もあったが失点はミスの一つのみで、攻撃は比較的機能したと言える内容であった。 22分にカク・テヒが体の入れ方に失敗してユースフ・アリに抜かれてそのまま失点。厳しい立ち上がりとなったが、すぐさまパク・チュホのスルーパスからキム・ボギョンが飛び出し、クロスをイ・グノが合わせて同点。 後半はよりラインを上げて積極的に試合を進め、55分にはサイド攻撃のシステムに合わなかったク・ジャチョルを下げて長身FWキム・シヌクを投入。これは前がかりになりたい相手を高さというオプションを増やして牽制することにも繋がった。 交代直後のCKで逆転に成功。キム・ボギョンのCKをカク・テヒがミスを取り返すヘディングを叩き込みリード。65分にもカク・テヒのフィードが基点となってイ・ドングクが右サイドを飛び出し、折り返しをキム・シヌクが決めて3点目。79分にもキム・ドゥヒョンの無回転ミドルから奪った左CKで、誰も触らずファーに流れてきたところをイ・グノが難なくゴールに押し込んで、試合を決めた。 |
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(筆:Qoly編集部 K)