銃撃事件で選手生命を絶たれた元代表GK、裁判を決断
6月13日、スーパースポーツ・ドットコムは「元トーゴ代表GKコジョビ・オビラレが、アフリカサッカー連盟に対して裁判を起こす模様だ」と報じた。
コジョビ・オビラレは1984年生まれの27歳。2010年に行われたアフリカネイションズカップのメンバーとして招集され、アンゴラのカビンダ地区にてテロリストのバス銃撃事件に遭遇、体に銃弾を受けて生死の境を彷徨った。一時は死亡したと報道されたほど状態が深刻であったが、南アフリカの病院で治療を受けて一命を取り留めた。
その後はフランスでリハビリを続けたものの、脊髄を損傷したため歩行に重大な問題を抱えた状態にあり、選手としての復帰は既に諦めている。金銭的にも苦しい状態で、盟友のアデバヨールなどの援助によって支えられているという。
「事件の後のCAF(アフリカサッカー連盟)の態度に怒りを覚えている。私が病院で思い詰めて苦しんでいる間、いかなる種類の励ましも、何らかのメッセージすらも送ってくることはなかった。もちろんCAFの誰も病室にやってくることもなかった。何にも気にしてやいないんだ。それが彼らの態度だよ。純粋に非人間的だ。
沢山のお金がかかるけれど、裁判は起こすつもりだ。私はCAFを訴えるよ。彼らの怠慢と過失を証明するために。まずは何が起こったか、そして次にその後の態度はなんだったのか」
(筆:Qoly編集部 K)
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