ブラジルW杯アジア最終予選、2勝1分のスタートを切った日本代表。しかし、先日のオーストラリア戦では、改めてアウェイの厳しさを味わった。後半戦4試合のうち3試合が中東でのアウェイゲームとなっており、予選はまだまだこれからといったところだろう。

北中米カリブ海地域では、6月8日に2次予選が開始。12チームが4チームずつに分かれ、今年10月までH/A総当りのリーグ戦を行い、各グループの上位2チーム、計6チームが最終予選に進出する。

1970年、1982年と2度の本大会出場経験があるエルサルバドルは、メキシコ、コスタリカという強豪と同居。8日に行われたアウェイでのコスタリカ戦では2点を先制されながらも追いつき、引き分けに持ち込んだ。そして12日、CONCACAFの雄、メキシコをホームに迎えたエルサルバドルの市民は、少しでも代表チームの力になろうと行動に出た。

前日入りしたメキシコ代表の泊まるサンサルバドルのホテルを取り囲み、一晩中騒ぎ続ける大勢のサポーター。メキシコ選手の睡眠を妨害しようという、噂に聞く“アウェイの洗礼”である。

その効果があったのかは分からないが、試合は接戦となり、60分に先制を許したエルサルバドルが4分後に追いつくという展開。しかし、最後はメキシコが意地を見せ、82分にエクトル・モレノが決勝弾をあげ勝利。2連勝を飾った。

(筆:Qoly編集部 O)

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