2大会前の大陸王者、再び予選で苦しむ
6月15日、各地で2013年アフリカネイションズカップ予選ファーストラウンドが行われた。
2006、2008、2010年と3大会を連覇しながら、2012年大会は予選で敗退し屈辱を味わったエジプト。リベンジを賭けて望んだ予選の最初で、格下中央アフリカに敗れるという失態を犯してしまった。
10分に鮮やかなパス回しからモハメド・ジダンが先制点を決めるも、25分にオフサイドトラップの失敗からピンチを招き、イライル・モミに同点ゴールを許す。しかし、その10分後に中央アフリカのDFサリフ・ケイタが退場したため、数的優位の状況でハーフタイムを迎えた。
後半に入って2分過ぎ、エジプトは追加点を奪取することに成功。相手の横パスのミスをかっさらってショートカウンターに繋げ、アブトレイカのスルーパスからモハメド・サラーが裏に飛び出し、鮮やかなシュートを決めた。
相手は10人で1点リード。これで試合は俄然有利になったはずだった。しかし、ここからエジプトは守備が崩壊してしまう。
63分にはダヴィド・マンガの飛び出しを許し、DFアハメド・ヘガジがファウル覚悟で倒すもボールを奪えず、繋がれてイライル・モミに二点目を決められる。
さらにその6分後に右サイドからダヴィド・マンガのドリブルで中に切れ込まれ、最後はワンツーで最終ラインが壊滅。裏に飛び出されて逆転ゴールを許し、試合をひっくり返された。
ただし、この試合は2月に起こったサポーターの暴動事件によりプレミアリーグが中止となった影響で2週間延期されているため、ほかの会場とは違いファーストレグ。今月30日にアウェーで行われるセカンドレグで2点差以上の勝利を収めれば二次ラウンドに進むことができる。
試合中にはこんな場面も
(筆:Qoly編集部)