外国人枠の壁と契約期間に縛られるバレー

8月21日、ザ・ナショナル紙は「アル・ジャジーラに所属しているブラジル人FWバレーは、本日から行われるクラブのオーストリアキャンプに帯同する」と報じた。

バレーはかつて大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府、ガンバ大阪などでプレーした経験を持つストライカー。日本を離れた後はUAEでプレーを続け、昨季はアル・ジャジーラでレギュラーとして活躍した。

しかし今夏、クラブはリカルド・オリヴェイラ、マティアス・デルガドに加えてフェルナンジーニョを獲得したため、既に3枚の外国人枠が全て埋まっている状態にある。

そのためバレーは出場機会が乏しくなることが必至で、ベンチにもほとんど入れない可能性が高い。クラブも放出を既定路線としていた。ところが、契約が一年残っているため移籍金が必要なこともあり、ここまでのところバレーの獲得に動いているクラブはない。

アル・ジャジーラの広報を務めているアリ・アル・ヌアイミ氏は「オファーを待っている」と話した。

「バレーはまだアル・ジャジーラの選手なので、別の場所でプレーできるオファーがなければ、チームと一緒にトレーニングをすることになる。

契約は一年残っているが、我々は彼を獲得したいというオファーに答える準備が出来ている。なぜなら、我々も彼が時間を無駄にするのではなく他の場所でプレーしているのを見たいからだ」

(筆:Qoly編集部 K)

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