※一部表現を修正致しました。(2012/8/24 13:50)

○驚異的なペースで進む陣容刷新

正の意味でも、負の意味でも、今夏のインテルはここ数年で最も積極的と言える動きを見せている。

ジェノアから実力者、ロドリゴ・パラシオを手に入れたのを皮切りに、マティアス・シルベストレ、サミュール・ハンダノヴィッチ、ガビ・ムディンガイと新たな戦力を次々に獲得。レンタル先のパルマとエスパニョールから、それぞれジョナタンとコウチーニョを呼び戻してチームに加えただけでなく、後半戦で印象的なプレーを見せていたフレディ・グアリンの買い取りオプションをポルトに行使し、名実共に正式なクラブの一員とした。その多くは国際的なビッグネームというわけではないが、国内外で確かな実績と経験を持つ、いわゆる「計算できる」選手ばかりである。

しかし、より印象的なのは、コストカット目的の放出=事実上の「リストラ」だろう。補強=“買い”の動きと比べて見ても、とにかく強硬的なのだ。DFラインの要であったセンターバック(以下CB)ルシオとの契約解除に始まり、昨夏に三顧の礼で迎えたディエゴ・フォルランは、あっさりと南米に送り出した。アンドレア・ポーリとアンジェロ・パロンボをサンプドリアに突き返し、カルチョの水に馴染めずに苦しんでいた若手、カスタイニョスをオランダのトウェンテへと売却。更にこの後、マイコンとジュリオ・セーザルという、高給&高齢化が進むブラジル人2人と、失言によりモラッティ会長の怒りを買ったパッツィーニらが、放出者リストに順番待ちで並んでいる。あるいは、昨季は最後までフォームを取り戻せずにシーズンを終えた、スタンコヴィッチもこの列に加わるかもしれない。

陣容の刷新は熾烈を極めている。特にチーム残留を熱望したジュリオ・セーザルに、キャンプ参加すら認めなかった一件は、多くのファンから「没義道だ」と怒りを買った。パッツィーニは失言をきっかけに背番号をはく奪され(実際にはここに到るまで、一悶着以上の何かがあったことは想像に難くないが)、彼のものだった7番はそのまま、あたかも見せしめのようにコウチーニョへと送られた。如何なる反論も抵抗も許さぬ、強硬極まる対応である。客観的に見ても、拙速に過ぎないかという印象はぬぐい切れまい。

当然、多くのティフォージは反発した。特に功労者たちへの仕打ちは、およそ考えられるここ数年の、インテルというクラブのカラーからはかけ離れている。

しかし、フロントがこうした声に耳を傾け、方針を転換することはあるまい。

今のインテルには、揺れている余裕すら、もはや残されていないからだ。

○財政状況の悪化は危機的な水準に

故に、こうしたフロントの振る舞いに業を煮やしているインテリスタ諸兄には、ここでひとつ覚悟を決めていただきたい。現在のインテル・ミラノというクラブに、人情や義理といった日本人特有の美意識や価値観を求めるのは間違いだ。需要と供給の祖語からくるストレスが、無限に増殖されるだけである。

確かに、かつてのインテルにはそれがあった。モラッティ会長の強大な資金力に支えられた、アンチビジネス的振る舞いの数々。非情になれず、クラブが選手を「情」と「金」をベースに厚遇する、良くも悪くも家族的なマネジメントが目立つクラブだった。

しかし、度重なる浪費と失敗、その後の大いなる成功と、モウリーニョに対する「失恋」――そしてイタリアだけでなく、世界的に蔓延する不況が、モラッティをある意味では「大人」にした。見たくないものに背を向け、夢を見続けようと足掻いた2年間の袋小路から抜け出し、ようやく現実と向き合う覚悟を固めた、とでもいうべきだろうか。

今夏のインテルの振る舞いには、良くも悪くも迷いがない。限界ぎりぎりの予算の中で、慎重に一人ひとりの必要性と費用対効果を見極め、是と判ずれば上限額までは出資を躊躇わず、否と判ずれば即時に手を引く。今夏のインテルのメルカート・ゲームは、間違いなく何らかのルールの下で行われている。

最たる例は、アンドレア・ポーリのサンプドリアへのレンタルバックだ。どれほど若手優良株と目されていても、限られた出場機会の中でティフォージから好感を得ていたとしても、現在のチームにとって必要性が低ければ、費用対効果は中の下程度だろう。ポーリの完全買い取りオプションに設定された600万ユーロ前後という金額は、決して安くはないが、高くもない妥当な価格だった。少なくとも以前のインテルであれば、迷わずポンと支払ったであろう額である。これを出し渋り、獲得を見送ったという一事からも、現在のインテルがいかに困窮状態にあるのかが察せられる。

重要視されているのは「費用対効果」だろう。シルベストレ、ムディンガイの加入に、買い取りオプション付きのレンタルという形式を採用したことは、インテルがいかにも慎重に、限りある元手で最大限の実を取らんと欲し、実際にピッチ上で「使える」人材の確保にこだわっているのかを表している。

○目先のチーム編成以上に、確立すべきはクラブ原則

しかし、果たしてインテルの動きに見られるこうした変化は、方向性と継続性のあるものだろうか? それとも、一過性のものに過ぎないのか?この点は少なからず、精査が必要だろう。

我々は2年前の夏、ガブリエレ・オリアリ(※当時インテルで補強担当として活躍していた)を解雇したこと(※ブランカTDの意向が強く反映された結果と言われているが、真実は闇の中だ)に端を発するクラブの迷走を、嫌というほど見せつけられてきた。おいそれと改革の動きを信用しきれないことは、至極当然な成り行きというものだ。

モウリーニョが提唱する「チーム原則とチームモデル」になぞらえて言うなら、インテル・ミラノというクラブは、「クラブ原則」が確立されていない。

クラブ原則」とは、わかりやすく端的に言えば、一般企業における社則のようなものだ。だが、企業のそれよりは多分に柔軟で、規則(ルール)的な性格以上に、存在意義(アイデンティティ)に関わる側面が強い。形骸的なものではなく、むしろ徹底して日々のオペレーションに直接影響を及ぼすものである。

例えばそれは、選手やスタッフを雇用する際に発揮される。その時その時で監督が変わり、戦術や選手が変わっても、「このクラブに加入する全ての人材は、選手であれスタッフであれ、こういった資質を備えていなければならない」、「クラブ内において一定額以上のサラリーを受け取る者は、こうした義務を果たさなければならない。契約を更新する際には、こうしたルール下の元で給与体系の見直しを行う」 といった、普遍的なルールの下でクラブの判断が下される場合、それをクラブ原則と言うわけだ。

他にも、「新規に獲得を希望する選手へのアプローチ、所属クラブへの情報照会はTDが、先方に支払う移籍金と、選手に与える給金の精査はSDが、最終的な書面での契約は会長の立ち会いの下に行う」、「メディア部門はアジア方面のマーケットを、年3~10%の拡大を目的に活動し、月ごとの売り上げと新たな商談は随時SD&会長へと報告する」等々、約束事もこれに該当する。各セクション、責任者が連動して特定のタスクを消化する上で、必要最低限のルール、共通理解といった側面も持ち合わせているということを付け加えておこう。

つまり、関係者全員がこの原則に沿って行動する限りにおいて、クラブは一定の相互補完性、共通性を維持することができる。結果として、完全な意思疎通が不可能な巨大な集団であっても、全体が特定の方向へ向かって自動的に歩みを進める以上、進行方向や速度を確保できるのである。

クラブ原則の在り方は、まさに十人十色、クラブによって様々だ。中にはバルセロナのように、「一人ひとりが自身の役割を正確に理解し、複数人でスペースを攻略するスタイルに適合した選手を育て上げる」といったような、戦術的な目標をクラブ原則の一つとして掲げるクラブもあれば、アーセナルのように、アーセン・ヴェンゲルの哲学そのものを、クラブ原則として運営しているクラブも存在する。

少なくともひとつ言えることは、

「強豪クラブであろうと、中小クラブであろうと、クラブ原則の完成度が高いクラブは、より安定した成功を収めることができる」

ということだ。

カルチョのファンであれば、自前のスタジアム建設に伴うユヴェントスの変遷、近年のウディネーゼの躍進と戦略性の高さ等に目を向けていただきたい。彼らの取るオペレーションは、成功を続けている間も失敗をしている時も、特定の方向性へ強く色づけがなされている。どのようなルール下でそれが成されているかを考えれば、クラブの規模ごとに異なるクラブ原則があること、そのイメージを透けて見ることができるのではないだろうか。

○インテルに足りないもの

さて……結論から言ってインテル・ミラノは、このクラブ原則の完成度が低い。正確には、必要な変化が足りていない。器の大きさ、企業としての規模を考えると尚更だ。これはインテルほどのメガクラブにおいて、非常に重大な瑕疵となる。

イメージしてみて欲しい。その時々のチームの状況、リーグの状況、更にはより大きな単位である国家やEUの経済状況――複数の異なるレベルで、フットボールと取り巻く環境は刻々と変化していく。そんな激動の時代にあって、クラブが混乱せず立ち返ることのできる基礎・基本骨子となるルール、それがクラブ原則なのだ。このルールが存在しないということは、自らの行動を客観視するための指針・ヒントが存在しない、あるいは信頼が置けないことを意味する。

特に目標設定は、クラブ運営における最重要事項だ。言うまでもなく、頂上がどこかわからない山には登れない。方角を見失った航海は死を招く。同じように、フットボールにおける「迷走」は、具体的な目標の設定と、それに付随するクラブ原則の確立、周知徹底が不十分な場合に多く発生する。または、目標達成のために取る手立ての不履行や、現実との齟齬によって引き起こされるものと考えることができるだろう。目標の設定を可能な限り具体的にし、実現のために与えられた材料で、最も有効な施策を考えだす力こそが、いわゆるクラブの「フロント力」と言える。

この「フロント力」について、インテルのそれを他クラブと見比べると、どうにも物足りなく映るのである。

インテルの場合、まず念頭に置かれる目標は、「毎シーズン、国内タイトルの獲得を目指しつつ、国際的な競争力をつける(保つ)」で間違いないだろう。多くのティフォージも、ここに異論はあるまい。

問題はこの後だ。先述の「フロント力」が足りないクラブは、見当違いな施策に多くのコスト(ここでいうコストとは、人員、資産、金銭、時間などすべてが該当する)を浪費し、競争力を失う。

施策が有効性を持てるかどうかは、大きく

実態の把握……クラブがその時点で有している人員と能力、設備等の把握
環境への適合と対応……クラブを取り巻くリーグの性質、国家の動向、国際的な政治・経済情勢等の察知・判断
計画の立案……実態と環境を考慮し、現実に即した具体的な計画を立案する力

の3点で決まるわけだが、インテルはこのうち、特に実態の把握と計画の立案で、大きく躓いている印象を受ける。

まず、実態の把握については、その過ちが明白だ。この2年間、三冠獲得の余韻に酔い続けていたのだろうか? クラブは選手の能力を過大評価し、財政的な事情を考えることなく、出場機会の限られるベテランにまで、高額のサラリーを支払い続けた。多くはモラッティ会長の希望だったと言われるが、真相は定かではない。

何にせよ、目先の結果に執着し、有望な若手の確保&育成を怠ったこと。及び、高齢化が進んで年俸が肥大化した選手たちの放出を、遅々として進めなかったこと……いわゆる「血の入れ替え」にクラブは失敗したわけだが、そのツケ払いがいかに高くついたのかは、改めて言うまでもあるまい。この辺りのメカニズムは、一般企業とまったく同じと考えて差し支えない。どれほど育成にコストがかかろうと、結果として生産性が落ちる場合ですら、グループの新陳代謝は、あらゆる営利団体にとって責務である。

計画の立案能力は、より深刻な状態にある。中でも現場の指揮官とフロントの連携は、見るも無残な有様だった。

例えば、はたして両者の間に、一度としてまともな「ホウレンソウ」はあったのだろうか? なかったのだろう。特に昨季のそれは目に余る。ガスペリーニの要求する選手は一人として届かず、必要な選手は次々と放出してしまう。ラニエリについても状況は同じだ。補強・強化のルールもシステムも、すべてが杜撰そのものである。最終的な意思決定がモラッティの元にあるのか、ブランカの元にあるのか、はたまたそれ以外の要因が混在しているのか。何にせよ一筋縄でいかないことは、補強した人員のチグハグさを見れば容易に知れる。

実態の把握が短期的な性格の強いオペレーションだとすれば、計画はより、中・長期的なアイデアを持って立案されなければならない。にも関わらず、インテルにはそうしたビジョンに基づく、ミクロレベルの計画が皆無(としか思えないほど、場当たり的な対応ばかりが目に付いた)だったために、多くの失敗を重ねたというのが筆者の考えだ。

このセクションについては、次項でもう少し詳しく解説していくことにしよう。

○監督交代の人選に見えるインテルのチグハグさ

通例と言うべきか、はたまた常識と言うべきだろうか?

多くの欧州フットボールファンは、「インテルには計画性が足りない」ことを知っている。

長友の加入以後、インテルのクラブカラーや実態をよく知らないままに、自然とこのクラブを応援されるようになった皆さまなどは、例え知識として同クラブの情報を集積されていなかったとしても、その実情を一目見、支離滅裂さに驚かれたのではないだろうか。

しかしここで、具体的に何が問題なのか? どこに瑕疵があるのか? と問われた時、改めて説明しようとすると、なかなかよい言葉が出てこない方も多いかと思う。そこで今回は、その中でも最もわかりやすい問題である、指揮官の人選と選手補強、育成に的を絞ってお話ししようと考えた。インテルが抱えている問題は他にも複数あるが、おそらくこの3つのセクションを見れば、それ以上の説明がいらなくなるほどに、状況が深刻なことを理解していただけると考える。

モウリーニョがレアル・マドリードに去った後、インテルが雇用した指揮官の数は実に5人だ。わずか2年間で5人である。一昨季は2人、昨季は3人もの異なる人物が、チームを指揮していたことになる。

この時点で誰の目にも、インテルがうまくいっていないことは明らかだ。だが、単純にその一事にのみ囚われていては、問題の本質まで理解することはできない。着目すべきは、指揮官の持つクオリティと、個々のキャラクターについてである。各人のグループ運営術、そしてチーム構築法を改めて見返すことで、問題の本質について、より具体的に理解することができるはずだ。

5人のキャラクターは、簡単にまとめると以下の表のようになる。

いかがだろうか?

いっそ清々しいほどに、各個人の方向性がバラバラであることがおわかりいただけるかと思う。(※実際にピッチ上で施工された内容より、指揮官個々が本来理想とする傾向・方向性を重視して作成)。

これに各人が嗜好する選手≒獲得を望む選手の方向性を重ねて見ることで、一層運営の問題点が明らかになる。当時のチームのメンバー構成と、指揮官の望んだ(公にメディアに向かって公言した)補強のアイデア・方向性、そして実際に加入・放出した主な選手の内訳(元々出場機会のなかった若手などを除く)をご覧いただこう。

――もはや笑うしかない、そんな有様である。現場の声はほとんど封殺され、専横なまでにフロント側の意思・都合が優先されていることがわかる。

この2年間で最も陣容に伴った結果を出したのが、チーム構築に特定の方向性を持たない(正確には彼なりの考えはあるのだが、それを実現する力が弱い)レオナルドだったことは、皮肉としか言いようがない。逆にガスペリーニなどは、現場とフロントの足並みの乱れが顕著で、指揮官の希望はほぼ完全に無視されていたことがわかる。

結論から言って、インテルは指揮官のキャラクター・人選をあまりに軽視し過ぎている。

まずは選手ありきで、「一流の選手(少なくともネームバリュー)は揃えるから、後は彼らをうまく組み合わせてなんとかしろ」という、あやふやな方針でここ2シーズンを戦っていたことになる。

正確には、その方針自体はまだいい。それはそれで一つの選択として、受け入れられる範囲のものだ。問題は、そうしたクラブ事情があるにも関わらず、指揮官にそうした能力に長けた人物を選んでこなかったことにある。

○監督継投の原則

イタリアフットボール、カルチョという環境を考えると、確かに指揮官の交代そのものは必要だろう。どんなに戦力の乏しい弱小クラブであっても、スカウティングによる相手チームの分析・研究だけは欠かさず、決死の守備網を敷いてくる「戦場」、それがリーガ・カルチョだからだ。2度同じ布陣で挑めば、1度目はうまくいっても、2度目は手痛い仕返しに遭う――ここはそんなリーグである。こういった性質ひとつ取って見ても、イングランドのように、何年も同じ人物がチームを率いることは難しい。

だが、それにしても一定の方向性と目標、「クラブが理想とするチーム運営像」がなければ、円滑なマネジメントは望めない。特に、選手補強にかかるコストの面で、決定的な問題を生み出すことになる。

円滑な監督交代のメカニズムとはこうだ。

Aというパターンの人物・方法をまず試す。ここでリーグ制覇やCL出場権の習得、あるいは残留or昇格という頂に到らなければ、Bというパターンの人物・方法を試す。この時、AとBの方向性に一定の共通点があれば、Aの抱えた問題点をBが解消しつつ、共通したリソース(選手のクオリティ、チーム内の連携)は、そのまま持ち越して後任のBが生かすことができる。一方では細部を組み替えることで、相手のスカウティングを突破し、勝ち点を効率よくあげることができる。A時代の選手を一部放出しても、余計な出費は避けられるというわけだ。

翻って、Aパターンとまったく異なるキャラクターと方向性を持つ、Cパターンという人物・方法を用いる場合はどうか?この場合、A時代に培ったノウハウ、リソースは、Cにおいてはむしろマイナスになってしまう恐れが生じる。

例えばガスペリーニ就任に伴う、スナイデルの位置づけなどはまさにそれだ。かつては重用された選手は、チーム内で己の優先順位が下がれば、当然反発するだろう。サイド攻撃を重要視していたグループに、突然高さを生かした速攻を求めようとすれば、連携や約束事は、0から作り直しとなる。

これをD、Eと繰り返していけば、いったいチームがどうなってしまうのか?

……改めて語るまでもない。昨季のインテルのようになるというわけである。

vol.2に続く

※選手表記、チーム表記はQoly.jpのデータベースに準拠しています。


筆者名 白面
プロフィール モウリーニョ、インテル、川崎Fにぞっこん。他にはジェノア、トットナム、リヴァプールなんかも贔屓に。選手はもっぱら『クセモノ』系ばかり愛でてます。プライベートでは、サッカー関連のblogや同人やあれこれ書いていたり?とりあえず以後お見知りおきを。
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