「どっちがホームでプレーしているのか分からない」
10月13日、ガルフニュース紙は「UAE代表監督のマフディ・アリ氏が、ファンのサポートの少なさを嘆いた」と報じた。
UAE代表チームは12日にウズベキスタンとの親善試合を戦い、2-2で引き分けた。しかし、監督が替わったにも関わらずこれまでの成績不振に抗議するために観客はチケットの不買運動を続けており、スタジアムは空席だらけであった。
五輪代表を率いて本大会出場を成し遂げ、新たにA代表の監督に就任したマフディ・アリ氏は、「アウェイでプレーした方がマシだ」と話した。
「よりよい環境でプレーさせてもらえると期待していたのだが…。いつ見てもスタジアムはガラガラだ。相手のチームのサポーターの方が、我々のサポーターより多い。どっちがホームでプレーしているのか分からない。こんな状況なら、全ての代表戦を他の国で開催した方がマシだ。
シャルジャ(UAEの都市)ではエジプトとコンゴの親善試合が開かれていた。奇妙なことに、チケットは結構な値段であったにも関わらず、スタジアムは一杯になっていたと聞いた。
こちらにはチケットすらない。みんな無料で入れるのだ。なのに誰もいない。なんでこうなってしまうのか。普通、ナショナルチームが試合をするときに、観客を招待する必要はないはずだ。なぜ誰も来ないんだ? 私は本当にがっかりしている。試合がテレビで放映されることが悪いのか?
(日本、クウェート、ウズベキスタンとの3試合の評価については?) その質問は協会か、ジャーナリストか、あるいは観客に聞いてくれ。私はたった3試合で何かを判断することはない。誰か他の人が判断すべき事だ。個人的には満足しているがね」
UAEでは、先日プロリーグ委員会でほとんどのクラブが観戦に来たファンに金銭を支払っているというレポートが提出され、メディアからは批判が巻き起こっていた。
(筆:Qoly編集部 K)