以前、一向にPKの決まらなかったアルゼンチンでの試合についてお伝えしたが、ボリビアでもこんな珍しい出来事があった。

LFPB(ボリビア1部)前期リーグ、第12節、ウニベルシタリオ・スクレ対オリエンテ・ペトロレーロ戦は前半から退場者を出すなどかなりヒートアップした試合となる。 そんななか、1点ビハインドのオリエンテは後半にPKを取られ、追加点を奪われるピンチを迎えたのだが・・・。


オリエンテGKエルウィン・アリアスは相手FWガブリエル・リオスのシュートを見事にストップするも、クエジャル主審は「(アリアスが)前に出ていた」としてやり直しを指示。

アリアスは蹴り直しの一本も止めてみせるがまたもやり直しの指示が出たことで、オリエンテはサンチェス監督を含めて猛抗議。一旦はピッチから引き揚げようともしたようだが、結局試合は続行。

そして、3回目となるPKでウニベルシタリオはキッカーをMFエスカランテに変えるが、アリアスはこれも見事にセーブ!。 守護神の神憑ったプレーで失点を防いだオリエンテはその後同点に追いつき、試合は1-1の引き分けで終了した。

試合後、アリアスは「世界中のキーパーで前にステップしない選手がいるかい。教えてほしいね。シュートに対する反応さ」、「悪いけどそれ(ジャッジ)については話さない」と述べた。なんでも、クエジャル主審とオリエンテは曰くつきの関係にあるとかないとか。

(筆:Qoly編集部 I)

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