今冬に移籍の可能性?
冬の移籍市場が刻一刻と迫るこの時期にサッカーファンが注目するのは移籍説の数々だが、今回はイギリスの人気Webサイト「caughtoffside」がまとめた「1月にクラブを離れる可能性があるプレミアリーグ所属の20人」の記事を元に、噂される主な退団説をみていこう。
エディン・ジェコ(26):マンチェスター・シティ→アーセナル?
ここまで9試合で6得点という成績を残しているが、途中出場は6試合と先発の座は確保に至らず。カルロス・テベスが昨季終盤から復調したこともあり、その地位は向上する兆しが見えない。アーセナルは、まだ信頼の置けないオリヴィエ・ジルーに代わる人材としてリストアップしているようだが・・・。
マルアヌ・シャマフ(28):アーセナル→ボルドー?
ボルドーから移籍してきた10/11シーズンは初挑戦のプレミアリーグで7得点を記録し、まずまずの結果を残したが、そこからトーンダウン。昨季はわずかに1得点、さらに今季は完全に構想外とシーズン追うごとにその評価を落としている。本人もアーセナルからの退団を検討していると言われ、彼の古巣であるボルドーが復帰を望んでいると噂されている。
マルアヌ・フェライニ(24):エヴァートン→チェルシー?
エヴァートンの快進撃を支える“アフロマン”のステップアップは確実に迫っているようだ。監督のデイヴィッド・モイーズは放出を否定しているが、クラブは現金化の誘惑に負けつつあるとも。チェルシーが用意していると言われる移籍金3000万ポンドのオファーが具体化すれば、今冬の移籍は実現大か。
ダレン・ベント(28):アストン・ヴィラ→リヴァプール?
移籍する先々で必ず結果を残す仕事人が、リヴァプール移籍に傾きつつある。元イングランド代表FWは今季加入したアストン・ヴィラでは苦戦しているが、彼がこれまで築き上げた実績はたしかなもの。ルイス・スアレス依存から脱せず、ファビオ・ボリーニが骨折するなど問題を抱えるブレンダン・ロジャーズ監督は獲得を真剣に検討していると言われているが。
アデル・ターラブ(23):QPR→アーセナル?
プレミアリーグ最高クラスの軽業師がいよいよビッグクラブで名声を上げるチャンス?「おれはマドリーやバルセロナでプレーするに相応しい選手」と豪語して入団したトッテナムでは鳴かず飛ばずだったが、QPRで躍進。10/11シーズンにはイングランド2部でリーグMVPに輝き、チームのプレミア昇格に大きく貢献した。移籍する場合は、ウォルコット退団に備えるアーセナルが濃厚か。
ライアン・ショウクロス(25):ストーク→マンチェスター・ユナイテッド?
イングランド代表にも名を連ねる実力者がレッド・デヴィルズから関心を集めているようだ。怪我がちなネマニャ・ヴィディッチ、衰えが目立つリオ・ファーディナンドを抱え、守備陣に少なからず不安を抱えるマンチェスター・ユナイテッドとしては、プレミアリーグでの実績も十分な彼を獲得したいところだろう。
エマニュエル・アデバヨル(28):トッテナム→セルタ?
アンドレ・ヴィラス=ボアスが欲しがっていた大型CFだったはずだが、ここまではその期待を大きく裏切る出来に終始。スパーズの最前線を支え、プレミアリーグで17得点を記録した昨季のことがウソのようだ。ポルトガルのマスメディアが、今季リーガ・エスパニョーラに返り咲いたセルタへのレンタル移籍を報じているが、はたして。
セオ・ウォルコット(23):アーセナル→リヴァプール?
アーセナルとの契約延長に苦戦しているイングランド代表ウィンガーの去就が注目を集めている。ウォルコットは、給与面の見直しよりも起用ポジションを含めた自身の処遇の改善を求めていると言われているが、その要求が通る見込みは今のところなし。その動向をつぶさに追っていると噂されるリヴァプールが獲得に本腰か。
リオ・ファーディナンド(33):マンチェスター・ユナイテッド→ウェストハム?
にわかには信じがたいが、先月に『Mirror』が報じたのがファーディナンドのウェストハム復帰の噂だ。ここ最近、元スペイン代表MFグティや元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロの獲得を狙ったように、ビッグネームの加入を考えているサム・アラーダイスもその獲得に自信を覗かしており、約12年ぶりとなるロンドン復帰の可能性もゼロではないだろう。
マリオ・バロテッリ(22):マンチェスター・シティ→ミラン?
インテルに所属していた頃から関心を持っていると言われるミランが再び獲得に動く可能性が噂されている。EURO2012の活躍で評価を再上昇させたが、ピッチ外での問題児ぶりは相変わらずで、マンチェスター・シティの指揮官ロベルト・マンチーニもお手上げ状態。「寂しさを感じている」バロテッリは母国帰還を望んでいるようだが・・・。