相次ぐ年齢詐称疑惑に南アフリカ王者が動く

11月16日、AP通信は「南アフリカ・プレミアリーグのオーランド・パイレーツは、年齢詐称疑惑を調査するため、ユースチームの活動を停止した」と報じた。

パイレーツは公式に「明らかに身体が大きいものには、即時かつ広範な調査が求められる」とコメントを発表している。

アフリカや南米、アジアの1部では、年齢別のトーナメントに出場するため、あるいはクラブに入団するために、選手の年齢を若く詐称する行為が後を絶たない。アフリカ、アジアでは近年多くの問題が発覚している。

アフリカでは最近、ソマリアがCAF U-17選手権の予選に制限を超えた選手を起用していた事が発覚し、出場資格を剥奪された。また2009年の同大会では、ニジェールが5才も年上である22才の選手を起用した事で勝ち点を全て剥奪されている。

アジアでも、ここ数年シリアに多くの疑惑が持ち上がっている。昨年行われたAFC U-19選手権の予選では、レバノンが「シリアは6人が同じ誕生日で登録されており、しかも以前のユーストーナメントに違う名前、違う誕生日で登録されていた」と年齢詐称行為を告発。このときは証拠不十分とされたが、現在行われている本大会で戦ったサウジアラビアも「シリアに年齢詐称がある」と訴えており、疑念は拭えない状態となっている。

(筆:Qoly編集部 K)

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