「チュニジアより、フランス代表に入りたい」

12月7日、スーパースポーツ・ドットコムは「トゥールーズに所属しているFWウィサム・ベンニェデルは、チュニジア代表からの誘いを拒否した」と報じた。

ウィサム・ベンニェデルは1990年生まれの22才。元々はフットサルで頭角を現し、10代でフランス代表に選出された。その後サッカーに転向し、2010年にトゥールーズに入団した。

当初は中盤でプレー機会を得ていたが、今季はセンターフォワードにコンバートされて能力が開花。170cmと小柄ながら、フットサル仕込みのボールを収める能力で意外な適正を示し、高いシュートセンスと動き出しでゴールを量産。今季は15試合で9得点をあげている。また、フランスU-21代表としても活動した経験を持つ。

「これを発表するまでに、多くの考える時間が必要だった。フランスのユース代表でプレーし終わったら、シニアのチームに入りたいと思っているんだ。チュニジアに行くよりもね」

説得に失敗したチュニジア代表監督サミ・トラベルシ氏はこのようなコメントを残している。

「我々は彼を説得しようとしたが、出来なかった。それは選択であるし、尊重しなければならないもの。彼は自分が求めているものを知っている。こうなれば、我々が出来るのは、彼の成功を祈ることだけさ」

(筆:Qoly編集部 K)

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