UEFAチャンピオンズリーグはグループステージを終了し、16チームが次のステージへと駒を進めている。チェルシー、マンチェスター・シティがグループステージで脱落し、リオネル・メッシが最終節で負傷するなど様々な出来事があったが、『bleacher report』のSam Tighe氏がグループステージのベストイレブンを選出しているのでご紹介しよう。なお、システムは4-4-2とのこと。

GK フレイザー・フォースター(セルティック)

セルティックのベスト16進出に貢献したのはこの守護神の働きによるものが大きいだろう。バルセロナ戦での素晴らしい活躍でクラブに4ポイントをもたらしている。また、スパルタク・モスクワ戦の活躍は更に賞賛に値する。
次点: ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)

右SB ウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント)

ピシュチェクは今年のグループステージで傑出した働きを見せた。レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、アヤックスと同居した死のグループDでドルトムントを首位通過に導いたのはピシュチェクが何度も活躍したからである。ホームのアヤックス戦でロベルト・レヴァンドフスキに送ったアシストはチームを勝利に導くアシストとなった。彼は“Die Schwarzgelben(ドルトムントの愛称)”の攻撃陣の一部であり、レアル・マドリー戦ではガーナ代表のマイケル・エシエンを孤立させた。

次点: ダリヨ・スルナ(シャフタール)

CB チアゴ・シウヴァ(PSG)

ズラタン・イブラヒモヴィッチのチアゴ・シウヴァへの賞賛は止むことがない。かつてイブラはシウヴァの事をレジェンド達になぞらえて賞賛している。

「俺はテュラム、カンナヴァーロ、ピケ、プジョルなどたくさんのディフェンダーとプレーしてきたし、多くのファンタスティックなセンターバックと戦ってきたが、こいつは全員を一緒にしたような選手だ」

元ミランのセンターバックは輝かしいパフォーマンスを続け、クラブを欧州のエリートに引き戻すPSGのグループA首位通過に貢献した。

次点: マッツ・フメルス(ドルトムント)

CB ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)

ユヴェントスは6試合無敗でグループステージを突破した。ノアシェラン、チェルシー、シャフタールにクリーンシートで3連勝した事で「貴婦人」は欧州の舞台に帰ってきたことを高らかに宣言した。

ユヴェントスの守備陣は全員活躍したが、キエッリーニはアントニオ・コンテの3バックで傑出したパフォーマンスを示した。

次点: ニコラス・オタメンディ(ポルト)

左SB ダヴィド・アラバ(バイエルン)

『bleacher report』のトム・サンダーランド氏によればデイヴィッド・アラバは「攻守に完璧に動きまわった」という。バイエルンのホーム最終戦であったBATEボリゾフ戦でのゴールはファンタスティックな活躍を示したグループステージを締めくくるものであった。この活躍で中盤のセントラルMFに戻るのは難しくなったようだ。もし秀逸なレベルのプレーを続ければ、彼は残りのキャリアをレフトバックとして過ごすだろう。

次点: クリスティアン・フックス (シャルケ)

DH フェルナンジーニョ(シャフタール)

フェルナンジーニョはシャフタール・ドネツクの“X-factor”である。もしヘンリフ・ムヒタリャン、もしくはヴィリアンの滑らかなスキルがうまくいかない場合、ブラジル代表は自身の流儀を捨ててクリエイトする事を余儀なくされる。簡単な時はメトロノームのようであり、タフな時は蒸気機関車の様に。彼は最高のパフォーマンスをノアシェラン戦とチェルシー戦で発揮し、ユヴェントス戦も良い出来であった。

次点: アンドレア・ピルロ(ユヴェントス)

CH アルトゥーロ・ビダル(ユヴェントス)

アルトゥーロ・ビダルにできない事は無いのか?

ビダルはアンドレア・ピルロの側で動きまわり、ボール奪取からゴールを奪うまでハイレベルでこなす。彼とクラウディオ・マルキージオが織りなす“Giv and Go”はアントニオ・コンテのシステムの中核だ。グループステージでは1試合あたり4.8のタックルを行い、3ゴール、1アシストという特筆すべき結果を残した。

次点: ヴィクター・ワニャマ(セルティック)

CH オスカル(チェルシー)

シュート5、ゴール5。その中の一つは40ヤードのものであった。オスカルはチェルシーでの生活にとても馴染んでいるが、彼のベストパフォーマンスはユヴェントス戦でのものであった。MFで5ゴールは間違いなく特筆すべき結果だ。

次点: ヴィリアン(シャフタール)

OH イスコ(マラガ)

リーガで結果を残せないが、イスコはチャンピオンズリーグの舞台で爆発している。ヨーロッパ最高の舞台での彼の活躍でクラブは急いで1850万ユーロの売却条項を契約延長の前に準備した。この少年がスペシャルなのは間違いないだろう。彼はチームのプレーメーカーのポジションに入り、4試合で2ゴール、2アシストの成績を残している。

次点: ヘンリフ・ムヒタリャン(シャフタール)、トニ・クロース(バイエルン)

CF リオネル・メッシ(バルセロナ)

メッシの他に誰がセンターフォワードの役割を演じれるのであろうか?

彼はゲルト・ミュラーの年間最多ゴール記録を塗り替える目前であり、6試合で5ゴール、2アシストを今季のチャンピオンズリーグで記録している。彼の怪我が深刻ではなく戻ってきて歴史を作る事を我々は渇望している。

次点: ブラク・ユルマズ(ガラタサライ)

CF ズラタン・イブラヒモヴィッチ(PSG)

ペップ・グアルディオラはこのコンビをバルセロナで試したがうまくいかなかった。しかし、これはドリームチームであり、ズラタン・イブラヒモヴィッチのPSGでの貢献は無視できない。

彼はたった2ゴールしか挙げていないが、印象的な5つのアシストを記録している。エセキエル・ラベッシ、ハビエル・パストーレ、ジェレミー・メネズはこのスウェーデン人の周りでプレーする事を本当にエンジョイしている。次のステージでPSGを引きたいと思っているクラブはないだろう。

次点: ジャクソン・マルティネス(ポルト)

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)