「サッカーに関して相談できる誰かを必要としている」
12月18日、ア・ボラ紙は「スポルティング・リスボンは、ジェズアウド・フェレイラ氏をマネージャーに招聘することが決定した」と発表した。クラブ側からは明日公式にアナウンスされる予定であるとのこと。
現在スポルティング・リスボンはリーグで苦戦を続けており、10位に沈んでいる。昨季からサ・ピント監督を残留させて今季に望んだが、スタートダッシュに失敗。ヨーロッパリーグでヴィデオトン(ハンガリー)に大敗したことが切っ掛けとなり、指揮官を交代した。
10月24日にベルギー人指揮官リッキー・ヴェルカウテレン氏を招聘したと発表し、新たな体制での再スタートを切ったものの、それからの公式戦10試合は2勝4分4敗と全く浮上の切っ掛けを掴めていない。
ジェズアウド・フェレイラ氏は1946年生まれの66才。ポルトガルの様々なクラブを率いたベテラン監督で、2006年にはコ・アドリアンセの後を継いでFCポルトの監督に就任。リーグ3連覇を達成し、自身も3年連続のリーグ最優秀監督賞を獲得している。11月にパナシナイコスの監督を辞任して以来、フリーの身であった。
この人事には当然「次期監督候補では」との推測も飛んだが、スポルティングの会長を務めているゴディーニョ・ロペス氏は明確にそれを否定した。
「ジェズアウド・フェレイラを雇うことに対しては、ヴェルカウテレンと私の間で意見は一致している。私はサッカーに関して相談できる誰かを必要としていると説明し、その日のうちに合意した。
彼がコーチの代わりになると言うことではない。ジェズアウド・フェレイラはサッカー部門の責任者を務めることになる。ヴェルカウテレン監督、アシスタントのドミンゲス。Bチーム監督のマヌエウ・フェルナンデス。ユース責任者ジャン・ポール。スカウティング責任者パウロ・メネゼス。全てのポジションは明確に定義されている」
(筆:Qoly編集部 K)