不振の山東魯能、再びユーゴ路線に

12月24日、中国超級リーグの山東魯能は、「来季の監督として、ラトミール・アンティッチ氏を招聘することに成功した」と発表した。

ラトミール・アンティッチ氏は1948年生まれの64才。現役時代に所属したパルチザンで指導者としてのキャリアを始め、その後スペインで主に活躍。91/92シーズンにレアル・マドリー、02/03シーズンにバルセロナを率いた経験を持つ。

2008年からは母国セルビアの代表監督を務め、2010年に開かれたワールドカップ・ドイツ大会に出場。大会後に辞任し、その後はどこのチームも率いていなかった。

今年オランダ人指導者のヘンク・テン・カーテ氏を監督に迎えてシーズンをスタートした山東魯能であるが、FAカップではベスト4に進出したがリーグで苦戦を続けた。成績不振のため9月にテン・カーテを解任したものの、その後も調子は上がらず12位でシーズンを終えている。

山東魯能は2004年にヴァレリー・ニポムニシ氏からリュビシャ・トゥムバコヴィッチ氏に監督を交代して以来、2010年まで長く旧ユーゴスラヴィアの指導者を招いてきたチーム。オランダ路線への転換失敗により、再び東欧へと舵を切ったようだ。

(筆:Qoly編集部 K)

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