「私はお金を稼ぐだけでは満足できない」
12月29日、ヤマラット・アルユム紙は「エジプト1部のザマレクで監督を務めているジョルヴァン・ヴィエイラ氏が、辞表を提出することを明らかにした」と報じた。
エジプトでは2月の観客暴動事件以来国内リーグが中断されており、収入を得る手段を失った各クラブが困窮。新たなセキュリティ基準が提示されても、クラブに施設を改善するための資金がないという泥沼の状態になった。
結局リーグは12月末に再開、軍所有のスタジアムで観客を入れずに行うという結論に達したが、これもついに実現することなく、現在でも中断が続いている。
「私はザマレクを退団したい。もうここにはいられない。辞任手続きの最後の仕上げを行うため、土曜日にカイロに戻るつもりだ。
そこではリーグ戦が行われていない。私はお金を稼ぐだけでは満足できないんだ。プロのサッカーコーチなのだから。
彼らは『リーグが始まります』と、まるで口癖のように何度も言うが、結局何も起こらない。エジプトサッカー協会と、治安を確保したい内務省との間に問題があるんだ。
ポートサイドで起こった事件を受けて、彼らはリーグ戦を再開することを恐れている。何も確かでない状況で仕事をするのは、私にとっては非常に困難なことだ。ウンザリしている」
しかし、ザマレクの公式ウェブサイトによるとジョルヴァン・ヴィエイラ氏は、CAFチャンピオンズリーグの準備計画を立てるためにクラブを訪れるとのことで、辞任を匂わす記述はない。
(筆:Qoly編集部 K)
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