初戦を落としたサウジアラビアが、イエメンを破って3位に浮上した。

試合内容は力量で勝るサウジアラビアが終始圧倒。パスミスが多く決定力不足は明らかであったが、パワーとスピードを生かして押し込み、イエメンの守備を崩した。

33分には左サイドに流れたアル・シャムラニからのクロスをヤセル・アル・カフタニが頭で合わせ、先制点を奪取。0-1と油断できないスコアのまま終盤まで持ち込まれたものの、試合終了間際に途中出場のアル・シェフリのミドルシュートがキーパーに弾かれたところをアル・ムワラッドが詰めて得点を追加。順当に勝利をあげた。

とはいえ、上記のようにミスは多かった。フリーでへディングシュートを放つ決定的なチャンスを何度も逃し、散々攻め込みながらもゴールは2つのみ。また完全に押し込んでいながらロングボールからピンチを迎える場面も目立ち、アクラム・アル・ワラフィにはクロスバーに助けられる危ういシュートを許している。信頼性を発揮できず、今後の戦いには不安も残した。

そして3日後に行われるグループリーグ最終節では、2010年大会の決勝と同じクウェートと対戦。引き分け以下ではグループリーグ敗退が決定、勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる大一番となる。

（筆：Qoly編集部 K）