FC琉球(グランドスポーツ) 2013
2003年、沖縄かりゆしフットボールクラブ(1999-2010)で集団退団騒動が起こり、その退団した選手やラモス瑠偉が中心となって結成されたFC琉球。沖縄からJリーグ入りを目指し、2006年からJFLに参戦(昨季は9位)。2011年1月にはJリーグ準加盟申請を行ったが、地元の支援体制の確立、Jリーグ基準を満たしていないホーム、沖縄県総合運動公園陸上競技場の改修工事の明確化を指摘され、継続審議となった。今季から長野を2年連続JFL2位に導いた薩川了洋監督が指揮を執る。
昨季までの2年間はA-LINEのユニフォームを使用していた琉球(その前はErrea)。しかし今年から、なんとタイのスポーツ用品メーカー、Grand Sportと契約。日本ではあまり聞きなれないメーカーだが、タイでは非常にメジャーなブランドで、タイ・プレミアリーグの複数のチームのほか、現在はタイ代表のサプライヤーも務めている。琉球が日本初進出となる。
6日に発表された琉球の2013ホームモデル。深みのある暗赤色は首里城などにも使われているクラブカラーのベンガラで、伝統ある琉球文化を継承し熱く燃える闘争心を表現した色。ストライプの白部分に描かれた独特の文様も琉球らしさを感じさせる。胸スポンサーは昨年契約した中古車情報誌「Goo」を発行しているプロトコーポレーションが継続。
沖縄県出身者で初の日本代表選手となった、元川崎の我那覇和樹も健在。32歳のストライカーは昨季27試合に出場し13ゴールをあげた。
ちなみに琉球といえば、クラブマスコットの「ぐしけんくん(仮)」も有名。
※右です。
沖縄県石垣市出身でボクシングの元世界王者、FC琉球の二代目「ファイヤーサポーター」でもある具志堅用高さんをモチーフにして2009年に生まれたぐしけんくん(仮)。クラブ関係者いわく、「モーニング娘。」などと同じく(仮)まで含めて名前なので、(仮)が取れることはないようだ。