サッカー中継において欠かせないのが、コメンタリーの存在。

視聴者が試合をより楽しめるように導き、サッカーの持つ感動や興奮を内面化してくれる実況と解説の存在は、サッカー中継に無くてはならないものでしょう。特にCS放送においては個性溢れる実況陣がひしめいており、「迷ったら実況で見る試合を決める」というサッカーファンも決して少なくはないはず。もはやコメンタリー自体がある種のコンテンツと認識されており、サッカーを見る上での娯楽にさえなっていると言えます。

今回は、サッカーファンから絶大な支持を集めるそんなCS実況陣の知られざるエピソードや逸話、小ネタをまとめ、人物図鑑を作成してみました。Wikipediaには載っていない、人気実況陣の意外な一面をどうぞ!

▼西岡明彦(41歳)

◇担当:プレミア、セリエA、J1、CL、Foot! (Mon-Wed)

◇口癖:「サッカーファンの皆さん、ご機嫌いかがでしょうか」、「ボレー!(ボレーじゃなくても言う)」、「シュートへー!」

◇メモ:日本実況界の新エース。どのリーグを誰と組んでも高いレベルで実況こなす。アーセナルファン。広島で局アナを6年半勤めた後、単身イギリスへ留学。SKY SPORTSでインターンシップを経験するなど、イギリスメディア界とも繋がりがある。現在はFootmediaというマネジメント会社も経営する。広島ホームテレビに在籍していたこともあり、昨シーズン、サンフレッチェ広島がJ1優勝を決めた試合では珍しく感情的になり、しばらく声を出すことができなかった。資料集めの際には「実際に自分の目で確かめること」をポリシーに掲げており、数をこなすため1.5倍速再生で試合をチェックしているという。稀にテニスを実況することがある。ごく稀にプロ野球も実況している。落ち着いたその実況スタイルから、大一番での起用が多い。  愛知県出身。子供の頃には中日ドラゴンズのファンクラブにも入っていた。実家は幼稚園(学校法人西岡学園西城幼稚園)を経営しており、毎年入園式や卒園式などの公式イベントには出来る限り出席しているという。また、大学時代にはテニス教室でコーチのアルバイトもしていた。妻子持ち。愛車はベンツ。ゴスペラーズのライブには頻繁に参加している。

意外にも、実況への執着はそこまでないという。そのため、「(将来的に)今よりもサッカーのためになる仕事であればそっちをやる」 と語っており、あくまでサッカー界で仕事をすることへのこだわりが窺える。