最後の最後に決まったあのゴール!

「ロスタイムのゴール」。サッカーにおいてこれほど忘れられないゴールがあるだろうか。優勝がかかった試合だろうが、降格が決まったゴールや免れたゴールだろうが、試合を制したもしくは試合を救ったゴールだろうが、ロスタイムに決まったゴールは選手やサポーターの胸に深く刻まれているはずである。

ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグのベスト32第2戦では、トッテナムが後半90分のデンベレのゴールでリヨンに追いつき、チェルシーは92分のアザールのゴールでスパルタ・プラハに追いつき、ベスト16への切符を手にしているが、イギリスの『Daily Mail』ではそんな劇的なロスタイムのゴールの特集を組んでいるのでご紹介しよう。

デイヴィッド・ベッカム
<イングランド 2-2 ギリシャ 2001年10月 オールド・トラッフォード>

稀代のスーパースターでありFKのスペシャリストであるデイヴィッド・ベッカムが決めた人生最高のゴールがこのゴールだろう。2002年のワールドカップ予選のギリシャ戦。本大会出場のかかる大一番で引き分け以上の結果が必要なイングランドだったが、後半ロスタイムまでギリシャの1-2でリードを許していた。しかし93分に得たFKでベッカムが右足を振りぬくと綺麗な弧を描きサイドネットに突き刺さった。このゴールで本大会出場を決めたイングランド。ベッカムは本大会でのアルゼンチン戦でも決勝点となるPKを決め、4年前の1998年ワールドカップで退場してしまった汚名を晴らしている。

 

セルヒオ・アグエロ
<マンチェスター・シティ 3-2 QPR 2012年5月 イテハド・スタジアム>

昨季のプレミアリーグの優勝が決まったゴールという事で記憶に新しい方も多いだろう。最終節までもつれたマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドの優勝争い。最終節、シティは勝てば優勝の大一番で先制点を奪うも降格争い中のQPRに逆転を許してしまう。エディン・ジェコが同点に追いつくゴールを奪った後に決めたのはアルゼンチン代表のストライカーだった。

 

マイケル・トーマス
<リヴァプール 0-2 アーセナル 1989年5月 アンフィールド>

1988-89シーズンの優勝争いも昨シーズン同様に最終節までもつれた争いだった。最終節、勝ち点3差でリードする首位リヴァプールと対戦する2位アーセナルは、逆転優勝のために2点差以上での勝利が絶対に必要だった。この試合、アラン・スミスのゴールで1点をリードしたアーセナルは後半ロスタイムにマイケル・トーマスがゴールを奪取することに成功。このゴールによってアーセナルは18年ぶりの逆転で優勝を飾っている。

 

次回へ続く

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