3月5日、スポーツソウル紙は「水原三星に入団した北朝鮮代表チョン・テセの適応は順調だと専門家が評している」と伝えた。
今季Kリーグ・クラシックに初挑戦しているチョン・テセは、27日に行われたACLのセントラルコースト・マリナーズ戦でデビューを果たし、そして3日の城南一和との開幕戦に出場。180分でノーゴールと結果を残せなかったものの、専門家の評価は高いようだ。
MBC-ESPNのイ・サンユン解説委員はこう話したという。
「正直に言えば、チョン・テセが韓国のディフェンダーと戦うのは容易ではないと思っていた。しかし実際のプレーを見ると、競争力は十分にあったと感じられた。運動量、闘志、積極性。Kリーグ・クラシックでプレーするに値するストライカーと言うことは証明した。いつ初ゴールを決めるかは気がかりだが、10得点以上は大方決めてくるだろう」
2010年ワールドカップ予選で韓国代表のコーチを務め、北朝鮮との対戦経験を持つ全南ドラゴンズ前監督チョン・ヘソン氏も、同じように得点量産を予想した。
「3~4年前の姿ではなかったね。年齢を重ねて、それがプレーに反映されているようだ。しかし気丈にプレーしているし、チームの力になる動きを見せているのは明らかだ。城南の守備陣は苦労しただろうね。とはいえ水原三星に溶け込むにはもう少し時間が必要なようだ。それを乗り越えられさえすれば、10ゴールくらいは無難に取ってくる選手だろう」
フットサル連盟の会長を務めているキム・テギル氏も、チョン・テセのプレーには高評価を与えた。
「チョン・テセに対して相手のDF2~3人がマークしているから、むしろ他の選手たちにチャンスが与えられている。しかし、守備もいつまでもチョン・テセを止め続けることは出来ないさ。彼の得点感覚がまだ生きていれば、その時はゴールを量産するはずだ。韓国プロサッカーでの成功の可能性が大きいストライカーだ」