3月5日、ガルフニュース紙は「リヨンでのプレー経験を持つハムダン・アル・カマリが、オマール・アブドゥラフマンの欧州移籍を後押しした」と報じた。

ハムダン・アル・カマリは、わずか半年間で帰国を余儀なくされはしたものの、フランス・リーグアンの強豪オリンピック・リヨンでプレーすることに成功した、UAEで数少ない欧州でのプレーを経験した選手である。

現在UAEの最大のスター選手と言えるオマール・アブドゥラフマンに対しては、先月ポルトガル1部のベンフィカからオファーがあり、本人がそれを断ったことを明かしていた。また欧州のメディアではバルセロナやアーセナルも興味を持っていると報じられたこともある。

海外移籍を噂されながらアル・アインとの契約に縛られているオマールに対し、アル・カマリは「もはやUAEにいるのは無駄だ」とキツめの言葉でエールを送った。

「オマールは非常に才能がある選手。UAEの国内リーグでキャリアを費やすのは無駄なことだ。彼は三年間国内のトップリーグで活躍した。彼がここでプレーし続けたところで、成長の助けにはならない。

オマールは間違いなくアジアで最高の選手の一人だ。ヨーロッパで活躍しているアジア人選手は沢山いるが、僕は彼らのほとんどよりオマールが優れていると信じている。

僕はリヨンに五ヶ月しかいられなかったが、UAEのトップリーグで戦った6年間よりも遙かに多くのものを学んだ。オマールがビッグクラブの一つに加わることが出来れば、より多くの注目がUAEのリーグ、UAEの選手に集まり、最終的には国の利益になる。そして才能を持った若い選手たちに、新たな地平を開くことになるんだ。

僕は思う。オマールにはチャンスが与えられている。そして彼はトッププロとしてやっていけるんだ、と。

しかし、それには彼は体力を養うことが重要だ。才能や能力より、ほとんどの場合で大切になる。ヨーロッパのサッカーは強く、才能豊かな選手を必要としている。

とはいえ、それは才能を開発することに比べれば、ごくごく簡単なことさ。オマールはそのフィジカル的な側面も達成できると信じているよ。もっと走って、もっと激しいトレーニングを積めば良いんだからね」

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