3月25日、レバノンの数少ない海外組であり、ドイツでも活躍した経験を持つMFローダ・アンタルが、代表チームから引退したことが明らかとなった。
現在ワールドカップ2014・アジア予選に臨んでいる最中のレバノン代表にとって、中心選手かつ最大の精神的支柱がその半ばで去るという事態となった。
レバノン代表チームは本日行われるウズベキスタンとのアウェイゲームのため、タシュケントを訪れている。
彼を欧州に送り出した張本人であり、現在レバノン代表監督を務めているテオ・ベッカー氏がAFCのインタビューに答え、「困難な時期に代表を去った」と話した。
「ローダ・アンタルは彼の国際的なキャリアを終えた。最後の数ヶ月の間に数回話を聞いたんだが、我々にとってとても困難な時期に代表チームを去ることになった。彼はちょうどウズベキスタンとの試合前にそれを決めたんだ。次の試合があったのに、あの時点でね。
しかし、それでも我々は勝利を得るという希望を持ってタシュケントに来た。とはいえ、2つのチームの間には大きな実力差があることを考えれば、とても難しいことなのは明らかだ。フィジカルも技術も違いがある。だが、我々の目的は肯定的な結果を得る事だ」
またテオ・ベッカー氏は、デイリースター紙に対しては「引き分けでも最高だ」と話している。
「正直に言えば、引き分けなら最高の結果と言えるだろうね。もし3位で終わったらどこと当たるかな。オマーンか、ヨルダンか。
まあともかく、我々は勝利し、最後の大陸間プレーオフでチリ、パラグアイ、ウルグアイあたりと戦っているだろう」