3月22日、26日に開かれたワールドカップ2014・ヨーロッパ予選の2試合で、27歳にして初めてポルトガル代表キャップを獲得したヴィエイリーニャ。
ポルトの下部組織で育成され、各年代の代表チームで活躍してきたものの、プロになってからは長く苦しい時代を過ごした。そして、2008年にレンタル移籍したギリシャのPAOKサロニカで頭角を現し、昨年ドイツに進出した。
彼が2試合目のアゼルバイジャン戦で付けた背番号は7。言うまでもない事だが、普段はエースのロナウドが付けており、彼がイスラエル戦で出場停止となったことにより急遽回ってきたもの。
スタメン出場したヴィエイリーニャは、得点こそなかったものの6本のシュートと17本のクロスを放ってチャンスを生み出し、高い評価を受けるプレーを見せた。
ヴィエイリーニャはロイター通信のインタビューに答え、7という背番号の重みを語った。
「これは偉大な選手のシャツなんだ。とても重いものだよ。これを私が着るということは話題になった。実力以外のところで有名になってしまった感じだけどね。
今回の試合はチームとしてとても良く戦えたと思う。自分たちが非常に集中できていたと感じているよ」
監督を務めるパウロ・ベント氏も、ヴィエイリーニャのパフォーマンスには満足しているようだ。
「彼は私たちのプレーの幅を広げてくれた。グループの一員として高い力を発揮して、勝利に貢献してくれたと思う。
素早い切り替えを要求して彼を最初からピッチに送り出した。なにせ我々は大きなプレッシャーに晒されていたからね。彼は攻撃で質の高さを見せてくれたし、守備でも能力を発揮してくれた」