14日に行われたスイス1部リーグ第27節、バーゼル対FCチューリッヒの一戦は、翌日からルツェルンのスポーツディレクターに就任することが決まっている、アレクサンダー・フライにとって現役ラストゲームとなった。

試合前にはセレモニーが行われ、フライは「16年間サポートしてくれた家族や友人に感謝している」などとコメントし、またバーゼルのサポーターにも感謝の念を伝え、サポーターのみんなは自分の心の中にいるなどと語るなど、感動的なムードもあるなかゲームが始まった模様。そしてこの試合に先発出場した33歳のストライカーは、1点ビハインドの状況で58分にやってきたFKのチャンスで、この試合最大のハイライトシーンを作り出した。

フライの右足から放たれたボールはチューリッヒGKダヴィド・ダ・コスタの手をかすめゴール。このゴラッソなFK弾でバーゼルは同点に追い付き、その立役者であるフライは64分、大歓声に包まれながら本来の主将シュトレラーへとキャプテンマークを渡し、ピッチを後にした。その後、87分にシェアがPKを決め勝ち越し、さらに89分には途中出場のサラーが追加点をあげ3-1で勝利した。

なお、バーゼルの指揮官ムラト・ヤキンは試合後「フライのようなビッグプレーヤーは、こういった場面で大きな仕事をやってのけることができる。私たちを助けてくれたアレックスに感謝している」などと賛辞と感謝のコメントをおくっている。

 

【引退セレモニーの様子】

 

【マッチハイライト】

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