ガルフニュース紙は「欧州移籍がうわさされているオマール・アブドゥラフマンは、アル・アインとの契約を尊重してUAEに残る」と報じた。

アル・アインの中心選手として活躍するオマール・アブドゥラフマンは、アサモア・ギャンやアレックス・ブロスク、ジレ・ケンボ=エココ、ミレル・ラドイなどのワールドクラスの選手に囲まれながらも「アル・アインはオマールのワンマンチーム」といわれるほどの存在感を見せ、2シーズン連続のリーグ優勝に導いた。

今年10月から11月にかけてUAEで開かれるU-17ワールドカップの大使に任命されたオマール・アブドゥラフマンは、記者会見においてこのように話したという。

ガルフニュース

オマール・アブドゥラフマン

「僕はまだアル・アインとの契約を2年残している。なので、それが終了するまではここにいるつもりだ。今季はアル・アインにとってとても素晴らしいシーズンだったし、自分も満足している。

しかし、僕は海外でプレーできるチャンスを求めている。とくにヨーロッパでプレーできる機会をね。

もし何かが来れば…僕は間違いなくヨーロッパに行くだろう」

また、昨年行われたロンドン五輪で指揮を執り、その後フル代表の監督に昇格したマフディ・アリ氏も、文化的な面から欧州移籍を性急に進めるべきではないと話したという。

ガルフニュース

マフディ・アリ UAE代表監督

「オマールはヨーロッパでプレーするための才能や能力は持っている。しかし、彼は急いでヨーロッパに行くことはないだろう。段階的に進めていくのではないか。

これはサッカー的な問題だけではない。社会的なことだ。言語、文化、生活が、これまで慣れ親しんできたものとはすべて異なる。気温や環境も違う、そんな場所で生きていく方法を見出さなくてはならない」

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