ジョゼ・モウリーニョが新監督になると噂されているチェルシーだが、今年の夏のマーケットではスペシャル・ワンを満足させるために派手に補強を行う見通しだ、総額1億ポンドで獲得を狙う5人の選手の名前をご紹介しよう。
アンドレ・シュールレ (レヴァークーゼン/ドイツ)
一時はチェルシー入りが決定したと報じられたドイツ代表アタッカーだが、移籍はまだ決定していない。しかし、移籍が決定するのは時間の問題と言われている。22歳のシュールレは今季13ゴール8アシストの大活躍を見せ、推定2000万ポンドでチェルシーが獲得するのではないかと言われている。なお、取引の一部にはローン先のブレーメンで活躍しているケヴィン・デ・ブライネが含まれる可能性もある。
サミ・ケディラ (レアル・マドリー/ドイツ)
シュトゥットガルトから2010年にレアル・マドリーへ移籍したドイツ代表はモウリーニョにとって無くてはならない存在となっている。レアル・マドリーからモウリーニョが戻ってくるとすれば、ケディラの獲得を望むのではないかというのがこれまでの論調だ。チェルシーとしては怪我がちなマイケル・エシエンの完全放出を考えており(現在はレアル・マドリーへローン移籍中)、代わりとなる守備的MFとしてケディラが打ってつけと見られている。移籍金は2500万ポンドは必要になるだろう。
なお、ローマのダニエレ・デ・ロッシも候補の一人であり、レアル・マドリーのシャビ・アロンソも候補の一人だ。フランク・ランパードと契約延長したチェルシーだが、守備面で安定感のある選手を求めているのは間違いなさそうだ。
マルアヌ・フェライニ (エヴァートン/ベルギー)
ベルギー代表MFは引く手あまたの存在だ。25歳のボンバーヘッドはキャリアのピークに向かって成長し続けており、フィジカルの強さやアグレッシブさはモウリーニョの好みである。エヴァートンとしてはフェライニを留めておきたいが、マンチェスター・ユナイテッドの新監督となるデイヴィッド・モイーズも獲得を望むのではないかと言われており、争奪戦が繰り広げられるのではないかと言われている。クラブカラーとしてはディディエ・ドログバが活躍したように献身性や身体能力という点でチェルシーの方がフィットしそうとも言われている。
エディンソン・カバーニ (ナポリ/ウルグアイ)
この夏のマーケットで最も注目を集める選手の一人であるナポリのエースストライカーにはマンチェスター・シティ、レアル・マドリー、そしてPSGも関心を示している。ラダメル・ファルカオ、ロベルト・レヴァンドフスキと共に行き先が注目を集めているが、彼らに興味のあるモナコ、バイエルンらも含め、どのような移籍劇が行われるのか非常に注目が集まっている。チェルシーとしてはフェルナンド・トーレスの代わりとなる選手を探しているだけに、是が非でも獲得したい所だろう。
ウェイン・ルーニー (マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
イングランド代表のエースは移籍志願によって世間を騒がせている。27歳のストライカーはサー・アレックス・ファーガソンに移籍を直訴する前から来季の去就に関する噂が出まわっていた。チェルシーはルーニー放出の噂にいち早く反応したクラブの一つだ。前述のカバーニを取り逃がした場合でも充分な代役となるだけに意欲的になるのは至極当然という所だろうか。ユナイテッドがプレミアリーグのライバルに放出する事は考えにくいが、モウリーニョとコンビを組むルーニーというのもサッカー界で見てみたいコンビの一つだろう。ルーニーの移籍金は2500万ポンドになると見られている。