ディック・アドフォカート監督とファン・ボメルが復帰し、5年ぶりのリーグ優勝が至上命題だった2012-13シーズンのPSVアイントホーフェン。開幕から圧倒的な攻撃力を見せ、今年3月に入った時点では首位に立っていたが、圧勝した次の試合で取りこぼすなど不安定さがシーズンを通して隠せず、最終的に1試合平均3得点以上の103ゴールを記録しながらアヤックスに次ぐ2位。カップ戦でも敗れ、クラブ創立100周年はまさかの無冠に終わった。
シーズン終了後、ファン・ボメルは現役引退を発表。来季はOBのフィリップ・コクー監督が指揮を執る。
前述のように、1913年創設のPSVは今年が100周年。今年1月から記念のアウェイモデルを使用しており(※2013-14シーズンも引き続き使用)、6日に発表された2013-14ホームも近年の赤と白のストライプではなく、欧州王者に輝いた1987-88シーズンなど1980年代以前の定番だった赤のユニフォームが復活。スポンサーロゴなどにはアウェイと同じくゴールドを採用した。
タグ部分にはクラブのモットー、“Eendracht maakt macht”(団結は強さを与える)が、ホームであるフィリップス・スタディオンのメインゲートと同様アーチ形で入れられている。その下の「Philips Sport Vereniging(フィリップス・スポーツ連合)」はPSVの正式名称。