残念ながら日本代表はグループステージを突破できなかったが、手応えも課題も多く実り多き戦いとなったコンフェデレーションズカップ。既に残すは決勝戦のみだが、大会で注目を集める選手たちは今夏の移籍市場でも注目を集めている。英国の人気Webサイト『CAUGHTOFFSIDE』がコンフェデに出場する選手の中で、移籍市場でもターゲットとなっている選手たちをベスト10形式で紹介しているのでご紹介しよう。


10位 本田圭佑 (日本/CSKAモスクワ)

マンチェスター・ユナイテッドの香川真司と同等に世界で高く評価されている日本代表は現在欧州のトップクラブへの移籍が囁かれている。本田はCSKAモスクワのロシアリーグ制覇を助け、傑出したパフォーマンスを魅せた1人だが、ロシアのクラブとは契約が切れる目前であり、移籍の可能性を探っている。本田は香川のプレミアリーグ加入を望んでいたと言われており、実力が足りないとは全く思っていなかった模様。

日本のトップランナーとの契約を望むのはエヴァートンと新監督に就任したロベルト・マルティネス。スペイン人指揮官はマルアヌ・フェライニの後釜として考えているようだ。なお、プレミアリーグではトッテナムとアストン・ヴィラも長い間本田に関心を示している。

9位 フッキ (ブラジル/ゼニト)

このブラジル人は母国のチームで高く評価されており、ポルト時代から大きなポテンシャルを秘めた存在として注目されてきた。昨年の夏、多くの欧州トップクラブが関心を示していたにも関わらず、フッキはポルトからロシアのゼニト・サンクトペテルブルクへ大きな移籍金で移籍をした。だがフッキにとってロシアでの時間は彼を満足させるものではなく、既に移籍を望んでいる。これはフッキに興味を持つ多くのクラブの関心を引くこととなっており、チェルシー^がフッキとの契約に興味を持っていると報じられている。

フッキはゼニト移籍前からチェルシー移籍が報じられてきたが、新監督のジョゼ・モウリーニョがこのフィジカルに長けたストライカーの獲得を強く望んでいるという。ネックとなるのはゼニトが要求するとみられる5000万ポンドの移籍金だろう。

8位 ハビエル・エルナンデス (メキシコ/マンチェスター・U)

ユナイテッドで3シーズンを過ごし、プレミアリーグでも活躍してきたが、未だスターティングイレブンの定位置を得られていないメキシコ代表ストライカー。エルナンデスはロビン・オールド・トラフォードでファン・ペルシーやウェイン・ルーニーを打ち負かしてこなければならなかった。つまり、ファーストチームとしての出場の可能性は薄く、メキシコ代表FWはベンチから出る時はゴールを決める為の最後の手段であった。

エルナンデスはユナイテッドでのプレーを楽しんでいるが、スタメンでプレーしたいという意欲を明らかにしており、いくつかの欧州トップレベルのクラブがこの夏に彼の獲得を望んでいるという。イタリア王者のユヴェントスが興味を持っていると伝えられており、1700万ポンドのオファーを準備しているという。またレアル・マドリーもエルナンデスに常に関心を寄せてきたクラブだ。もしエルナンデスがオールド・トラッフォードから離れる事を決断するのであれば、レアル・マドリーは獲得競争に参戦すると言われている。

7位 ジョン・オビ・ミケル (ナイジェリア/チェルシー)

ナイジェリア人MFはマンチェスター・ユナイテッドではなくチェルシーとのサインを選んだ時、彼は世界で最も高くエキサイティングな選手の1人として評価されていたが、チェルシーのファーストチームのレギュラーではあるが、人々が彼に期待したレベルには未だ達していない。ミケルは元フランス代表MFのクロード・マケレレの後継者として考えられてきたが、本当にマケレレの代わりをこなす事はできなかった。モウリーニョが今夏帰ってきたことで、ナイジェリア人のスタンフォード・ブリッジでの時間は終わりに向かっていると言われている。

選手本人は今夏でロンドンを離れる事を示唆しており、かつてのチームメイト、ディディエ・ドログバが活躍するガラタサライへの加入を望んでいるという。トルコ王者では中盤のセントラルの選手として期待される事になるだろう。しかし、問題はガラタサライがミケルにいくら支払う事ができるかだ。それは二つのクラブがどれだけミケルを評価しているかの差でもある。チェルシーは1000万ポンドを要求すると見られている。

6位 パウリーニョ (ブラジル/コリンチャンス)

ブラジルで最も高く評価される若手の1人であるMFは国際舞台でもコリンチャンスでのクラブキャリアでも印象的な活躍を続けてきた。彼の活躍はブラジルでも様々な憶測を呼び起こしており、多くのブラジル人同様に欧州へ行くのも間近であろう。この数年間、幾度となく欧州トップクラブへの移籍が噂されてきた。インテルは昨年の夏に興味を持っており、今はプレミアリーグ移籍へと向かっている。

トッテナムがこのMFを獲得するレースを引っ張る存在だ。トッテナムは既にコリンチャンスと1700万ポンドの移籍金で合意したと言われており、コンフェデが終了しだい契約に至るという。しかしスパーズが契約に近づく一方でチェルシーも興味を増しているという。既報どおりスパーズが確保するのかモウリーニョのチェルシーが逆転するのか。契約の日の結果に注目が集まっている。

5位 ダニエレ・デ・ロッシ (イタリア/ローマ)

ダニエレ・デ・ロッシは全てのキャリアをこれまでASローマに捧げ、ローマにとってとても大きな存在だ。イタリア代表は守備的MFとしてワールドサッカーで最も高く評価される選手の1人であり、いくつかの欧州最大級のクラブが興味を示しているが、これまで一度もイタリアの首都を離れようとはしなかった。ロベルト・マンチーニはデ・ロッシをマンチェスター・シティへ連れていこうと昨年の夏に画策したが、結果的にローマにとどまっている。しかしながら、昨季はデ・ロッシにとって成功のシーズンではなかった。監督を務めていたズデネク・ゼーマンと幾度も衝突し、試合に出場できないためシーズンの大半でフォームを失っていた。これがデ・ロッシが今夏クラブを去るという噂の根拠である。

最も可能性が高いのはチェルシーだと言われている。新監督のジョゼ・モウリーニョはデ・ロッシに大きな関心を持っており、中盤に彼のような力強い選手を求めている。シティもいまだデ・ロッシとの契約を試みており、今夏こそという思いは強い。だが、全ての憶測に反して、ローマの新しいマネージャーであるルディ・ガルシアはデ・ロッシ放出の意図がない事を表明している。

4位 ダビド・ビジャ (スペイン/バルセロナ)

ビジャは欧州で最も高く評価されているストライカーの1人であり、クラブチームでも代表チームでも多くのゴールを陥れてきた。しかしながら、負傷から復帰したいま、バルセロナのファーストチームのスカッドに入る事が簡単ではない事に気づいている。昨季多くの時間をベンチで過ごし、31歳のFWに対してクラブは既にビジャのベストは過去と判断している模様。これによりスペイン代表FWは今夏に移籍するのではないかと噂されている。なぜなら本人は来年行われるワールドカップのメンバー入りを確実にしたいからだ。

ビジャの行き先として最も有力なのはプレミアリーグであり、ビジャ本人もイングランドのサッカーに惹かれているようだ。アーセナル、リヴァプール、そしてトッテナムがビジャとの契約を望んでおり、スパーズのアンドレ・ヴィラス=ボアス監督はこの確かなクオリティを持つストライカーを説得する事を切望しているようだ。ビジャの望みはファーストチームでプレーすることであり、チャンピオンズリーグを求めているわけではないという。スパーズやリヴァプールはチャンピオンズリーグ出場権を保有していないが、不利になることはナさそうだ。なお、フィオレンティーナもステヴァン・ヨヴェティッチの売却益で獲得を狙ってると言われている。

3位 クラウディオ・マルキージオ (イタリア/ユヴェントス)

マルキージオはイタリアの中盤の選手としてデ・ロッシと共に高く評価される選手だ。イタリア代表MFはユヴェントスで成功のシーズンを送り、セリエA連覇に貢献した。才能あるMFはクラブや代表チームでの活躍により多くのクラブから関心を寄せられている。

その中の1つがマンチェスター・ユナイテッドであり。新監督のデイヴィッド・モイーズは引退したポール・スコールズの後継者としてマルキージオが理想的と考えているという。マルキージオ本人もオールド・トラッフォードへの移籍に感心があるようだが、ユヴェントスがクラブのベストプレーヤーの1人を簡単に手放すkとは考えづらいだろう。ユヴェントスは選手の売却よりも購入に興味があるからだ。しかしながら、マルキージオは態度を明確に示してはおらず、クラブとの話し合いを望んでいるようだ。

2位 ダヴィド・ルイス (ブラジル/チェルシー)

チェルシーがダヴィド・ルイスとサインした時、世界最高の若手DFを獲得したと思われていた。しかし、ブラジル人DFはレギュラーポジションをつかみとるのに苦労し、しばしば中盤の中央で起用されてきた。なぜならルイス本人が前へ行く事を好み、攻撃参加を望むからだ。ルイスは素晴らしいパスやファンタスティックなフリーキックでゴールを決める事ができるので、彼は前へ行きたがるのだが、同時にチェルシーの守備に問題を引き起こしている。そのため彼はしばしば中央のDFのポジションから外されてきた。

ジョゼ・モウリーニョはセンターバックに強くて信頼ができる選手を好む。その為ルイスは守備能力が低いと考えられており売却されるのではないかと言われているが、ブラジル代表DFに興味を示すクラブは当然ながら存在する。バルセロナとPSGが最も可能性のある移籍先として噂されており、両クラブとも攻撃参加するルイスの望みをポジティブにとらえている。バルセロナではDFと言えどもボールスキルを求められる為理想的と言われているが、PSGへ移籍すればブラジル代表でコンビを組むチアゴ・シウヴァとコンビを組むというメリットも存在する。

1位 エディンソン・カバーニ (ウルグアイ/ナポリ)

カバーニの移籍騒動はこの夏最大のストーリーとなっており、デッドラインの日まで続くのではないだろうか。ナポリで目覚ましい活躍をしめしてきたストライカーは昨季はクラブの2位フィニッシュに貢献。これが更なる列強の関心を引く事になった。レアル・マドリー、チェルシー、そしてマンチェスター・シティ。ストライカーは全てのクラブについてコメントを残しているが、レアル・マドリーが最も本人の好む終着地ではないかと噂されている。スペインの巨人はウルグアイ代表への関心を強めており、シティもまた、ステージ上に残っている。

ナポリは移籍条項満額の5400万ポンドの支払いがなければ移籍を認めない意思を示しているが、レアル・マドリーがナポリの要求より低い移籍金を望んでいる為、シティもチェルシーも巨額の移籍金を支払うつもりがなさそうだ。カバーニのバイアウト条項は8月10日で失効する。つまりカバーニはそれまで待って移籍することが濃厚と見て良いだろう。

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