7月11日、アフラム紙は「エジプト・プレミアリーグに参加しているクラブは、今シーズンの開催中止に合意した」と報じた。

エジプトでは7月3日に事実上のクーデターが発生し、ムハンマド・ムルシ前大統領が軍に拘束された。大きな政変によって国内は混乱、軍とムルシ支持派の衝突も収まっておらず、セキュリティ面の問題が表面化していた。

そのため、水曜日に行われた会議において、各クラブの代表者は今シーズンの試合全てを開催中止、リーグを中断することを勧告することに合意した。後日行われるエジプトサッカー協会の取締役会において最終決定が下されることとなる。

昨年2月に発生した観客の暴動事件により70名以上の死者を出したエジプト。その後全てのサッカー活動が禁止され、今年に入ってようやくリーグ再開にこぎ着けた。しかしセキュリティ上の問題から一切の観客の入場を禁止していることに対するファンの反対は根強かった。

さらに今回はクーデターによる混乱が原因となり、エジプトは2シーズン連続で最後までリーグを行えないという結果となった。

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